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南英世の 「くろねこ日記」

異邦人

ようやく久保田早紀の「異邦人」を歌えるようになった。
https://www.youtube.com/watch?v=AsVsN43Fzxk
この前、カラオケで楽譜を見ながら1時間余りみっちり歌いこんだのが効いたようだ。

「あなたにとって私 ただの通りすがり
 ちょっとふり向いてみたただけの 異邦人」

これって失恋の歌だったんですね。全然知らなかった。シルクロードの歌だとばかり思っていた(笑)。
この年になるとジーンとくる。
若いころ、すれ違いの出会いがいっぱいあった・・・

ところで、久保田早紀は今何をしているのか?
彼女ももう還暦を回ったはず。
ネットで検索してみたら、1984年に芸能生活をわずか5年で引退し、今は本名の「久米小百合」の名前で、バプティスト教会の「音楽宣教師」をしているのだという。牧師や神父さんがバイブルを言葉で説明するのに対して、音楽宣教師は「音楽を通じてバイブルに親しんでもらう」のが仕事だという。芸能界は自分の肌に合わず、舞台に立ちながらも「どこか居心地の悪さ」を感じていたらしい。

人々がお寺や神社を気軽に訪れるように、普段キリスト教に全く興味がない人でも、気軽に教会に足を運んでもらいたいと述べていた。華やかな世界を捨て、本来の自分の生き方を見つけて地道に生きている姿にちょっとうれしかった。今も、リクエストがあれば教会で「異邦人」を歌うという。

それにしても、40年近くたった今も、多くの人の心の中に「異邦人」という曲が生きている。改めて音楽の力というものを感じる。40年後、僕の授業を聞いた人の心の中に何が残っているのだろう? 

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