一円相(いちえんそう)

丸、○の事です。
心が何時もまあるくありますように。。。。

一本の電話。

2018年08月03日 04時55分15秒 | 日々徒然
夕食の準備をしてる時家電が入る。

出ると

主人の同級生だった。
クラス会があるらしい。

同じ空間に居るので会話が聞こえてくる。
同級生の近況報告みたいな事をしているようだ。

ある会話で私の手が止まる。

「彼は地元には帰って来れないでしょう。帰るとやばいんでは
無いですか?」

主人の返答に確信し・・・・・
忘れていた名前を思い出した。

我がアホ亭主・・・・・

子供がまだ小さい頃同級生の連帯保証人になり
死ぬか生きるかを経験した事がある。

当時はサラ金業者が沢山あり
50万円位のサラ金の借金で様々な人が自殺した。
50万円が膨らみ返済できなくなるからだ。
そんな記事が新聞を賑わせたそんな時代だった。

その同級生は市内でスポーツ店をしていた。
公務員だった主人はお金を借りるのに格好の獲物だったのだろう。

地獄の日々・・・・・

どん底から這いあがり・・・・

奴の名前もその地獄も忘れた。

その想いだしたくない名前をその電話で思い出した。

そこまでで終わっていればよかったのに・・・・・・



名前をパソコンに打ち込んだ。


・・・・・・・・・・・ショックで・・・・

台湾で成功した奴がにこやかにほほ笑んでいる。

これは・・・小説で現実であるはずがない!!!

そう思いたかったが、それはまさに現実だった。

経歴を調べて本人である確認が出来た。

何人もの人たちを踏みにじり私たち家族に500万円もの借金を
負わせた最低人間。

宗教的に洗脳されて育った主人は・・・・
ある頃から

「バチは当たらん」と言うようになった。

悪い事をしたら神様が罰をあてると洗脳されていた。

「騙されてもだます人間にはなるな」とか軽々しく言うが

騙される人間にもなってはいけない。

一番悪いのは騙された主人なのだから。

奴の成功なんてどうでもいい。

わたしは・・・・主人がこのパソコンを見ないように蓋を閉じた。

(今でも思う。私は奴を殺したい・・・と。
私の心の闇なのだ)