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2010年2月13日:小沢幹事長は幹事長職を辞任すべきだろう。

2010-02-13 09:14:00 | 政治・社会・時事


 2010年2月13日。
 今日からバンクーバーオリンピックが開幕。
 今から開会式が楽しみだ。


 連日報道されている石川知裕衆院議員等による、
 小沢一郎民主党幹事長の秘書達が起こした、
 収支報告書虚偽記載問題。

 この虚偽記載の問題自体は、
 以前にも述べたが逮捕すべき要件であったかに疑問が残るが、
 連日の取調べによる情報を読み聞きする流れの中で、
 小沢氏本人による蓄財の意思を読み取れる事例が多い事に気付く。
 蓄財することが悪いと言うことではなく蓄財の方法に疑惑が集まるし、
 何よりも“脱税準備と取られかねない自宅での預金”金額の多さと、
 ~衆院議員の資産報告書の公開でも小沢氏本人の預貯金はゼロと発表。
 不明なのが小沢氏本人ではなく家族名義での預金金額の数字。

 1998年頃の金融パニッ当時(預金を引き出したとされる前後)の、
 小沢氏本人以外の“家族の収入と家族名義の不明瞭な預金”金額。
 私の思い違いがあるのかも知れないが総合的に解釈すると、
 1年間に100万円程度の贈与控除(納税の免除)を視野に入れると、
 収入に見合わない数千万円の金額での家族名義の預貯金がある場合は、
 (小沢氏にかかわらず誰もが)脱税の疑いの可能性は高くなる。
 ~ただし脱税行為の罪を問える期間は5年間以内と記憶している。
 また、
 タンス預金とされる数億円の現金での蓄財は個人の資産収支には記載されず、
 小沢氏本人が語る“自身の心臓病による、もしもの場合…。”を深読みし、
 相続税を脱税するための工作と解釈されても仕方がない行動のように感じるし、
 日本の税金を預かり運用する国会議員の立場にはあるまじき所作(タンス預金)
 
として小沢氏の蓄財方法(違法でなくとも)は非難されるべきだと感じる。
 ~タンス預金は紙幣の流通を阻害する行為であることも指摘できる。

 そのタンス預金を原資に購入したとされる不動産の購入。
 ~後の借り換えや収支報告の虚偽は即時一時金としての必要性?
 その“小沢氏名義の不動産の購入を託された秘書達”による事実の虚偽。
 秘書達(石川議員を含む)にすれば小沢氏本人からの借用を隠すために、
 虚偽記載を行ったことは明白で、
 秘書達の虚偽そのものが逮捕理由に該当するかの賛否を要するが、
 ~私は検察による逮捕は行き過ぎ(在宅起訴が妥当)と感じている。
 何よりも虚偽の真相は小沢氏自身が認識しようが認識しまいが、
 “小沢氏を守るための行動”であり、
 その問題の責任を石川議員の離党だけで済まそうとする姿勢は理解し難い。
 石川議員の“本人の決断”を幹事長である小沢氏が留保せず容認。
 さらに鳩山総理も“本人の決断”を重く認識。
 勿論国民の多くが本人の決断を信じる理由はなく、
 “部下による詰め腹”を強く感じた人も多いと思う。

 個人的な見解では小沢氏が幹事長職に留まろうとするなら、
 石川議員を離党させるべきではなかった。
 これまでの民主党の流れを正当化するなら慰留すべきだった。
 ~検察による職権行為への民主党側の批判と対決姿勢の主張。
 今回の石川議員の離党劇で、
 民主党の体質が旧態依然の政党論理がはびこる、
 古い思想(政治観念)で構築されている事実を露呈した。
 残念である。

 寄せ集め所帯の民主党が自民党の自滅により政権奪取を実現し、
 国民の選択は“大きな素人政治集団”をつくり上げた。
 そのため党内で発言できる議員の数は限定されており、
 少人数(古参幹部)による支配に多くの国民が不安を抱いた。
 その少人数(=古い政治気質)による支配が齎す弊害が表面化したのが、
 今回の石川議員の離党劇だ。

 多くの国民感情は今回の離党劇を自分自身に投影し、
 “部下による詰め腹”によって怒りに変わろうとしている。
 ~石川議員の立場を自分に置き換えることで体制の理不尽を認識。
 “民主党の大きな判断ミス”を見逃すほど国民は馬鹿じゃない。
 
 小沢幹事長に希望する。
 民主党政権を守りたいなら幹事長職を辞任すべきだ。
 あなたが希望した小選挙区制は2009年の総選挙(政権交代)で成就した。
 小沢一郎と言う傑出した政治家の名誉に汚名を残したくなければ、
 幹事長職を退くべきだし政治家としての幕引きの準備も模索すべきだ。
 
 さらに民主党の若手(新人を含め)議員の中で、
 石川議員を擁護する声が聞こえないのは自己保身以外の何物でもなく、
 国民の意志を代弁すべき国会議員の立場を示さないのは寂しい限りだ。

 時代を変えようとの熱気が日々冷めていく与野党の国会議員たちの所作。
 責められるべきは民主党議員だけではなく、
 庶民の目は総ての国会議員に向けられている。
 悔しいがお役人達(高級官僚)の高笑いが聴こえる。

 

 今日からバンクーバ・オリンピック。
 今月はブログのお休みが多くなると思います。


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