四国遍路テクテク日記

「四国を歩いて遍路する。」にこだわって平成14年のGWから2年間、5回に分けて歩いた記録を中心に遍路に関するあれこれ。

杖の長さなど・・・

2005-09-20 10:18:00 | 遍路に関するあれこれ
 杖の長さについて考えてみます。

私が普段歩くときは、両手に何も持たずに歩く方が
バランスが取れます。
ですから、杖をツキながら歩くと、返って歩きづらく感じます。
遍路中は、杖を地面をつかずに斜めに持って歩いています。

 遍路中で杖が一番威力を発するのは山道です。
それも、下り道で威力を発揮します。

下りの山道は足を下へ下へ持っていかなければならず
この時にバランスを崩して転んだりすると大変です。
この時には杖を下についてバランスを取ります。

ですから、杖は出来るだけ長い方が使い勝手はいいです。
短い杖では体を前に曲げなければ地面につくことが出来ません。
これではバランスを崩して転びやすくなってしまいます。

体を真っ直ぐにした状態で坂の下にある足元に杖をつければ
転ばなくすることが出来ます。

杖の使い方を自分なりに考えて、どういった場面で使用頻度が
高いか考えて選びましょう。

 売っている杖は四角い形ですので、握ると角が手に当たります。
これが嫌な方で自作した杖を使っている人もいます。

歩く上でどんな杖が自分にとって最良であるか?
よく考えて購入しましょう!

普段杖を持って歩く習慣がない人にとっては、
杖を持ち歩くことは大変です。
札所について杖差しに杖を差してお参りをします。
お参りが終わって納経も済ませて、
さて次の札所に歩き出してから、手元に杖がないことに気がつく。
よくあることです。

ですから、杖は必ずディパックなどと一緒に置くようにすると
忘れることへの防止策になります。
私も、最初の頃は忘れそうになったことが何度かあります。


 飛行機に乗るときに杖を機内持ち込みすることが出来ません。
荷物として預けることになります。
この時の対応も航空会社によって様々です。
「貴重品です。」というと、立派な箱に入れて運んでくれます。
この箱は、長いものを運ぶ専用の箱です。

また、剥き出しの杖にシールを貼って荷物とされたこともあります。
大事に扱ってほしい場合には、その旨、手荷物のカウンターで
係員にいいましょう。