四国遍路テクテク日記

「四国を歩いて遍路する。」にこだわって平成14年のGWから2年間、5回に分けて歩いた記録を中心に遍路に関するあれこれ。

「空海マンダラ ・ 弘法大師と高野山」展

2007-03-24 18:24:10 | 遍路に関するあれこれ
「空海マンダラ・弘法大師と高野山」展が札幌市で開かれます。

期間~4月24日(火)から6月3日(日)まで
場所~北海道立近代美術館
   住所 札幌市中央区北1条西17丁目
   TEL  011(644)6881
観覧料~一般1,200円、高大生700円、小中生500円

昨年は、旭川で開かれたのですが、いよいよ札幌市で開催です。

 この札幌開催では高野山の諸寺院に伝わる国宝18点、
重要文化財56点を含む総計100点ほどの作品が展示されるようです。

 国宝では、空海自筆の書「聾瞽指帰・ろうこしいき」
      運慶作の「八大童子立像」
      「五大菩薩像」
      「仏涅槃図」
      「中尊寺経」など

 重要文化財では、快慶作の「孔雀明王像」
         平清盛が寄進した「血曼茶羅」など

 その他さまざまな密教仏具を含む工芸品など、
第一級の美術品が多数展示されるようです。

興味のある方は、ぜひ、ご覧ください。


 なお、5月13日(日)には高野山霊宝館副館長井筒信隆氏
による特別講演会の開催も予定されています。

 
 北海道立近代美術館へはこちらから

場所はここから

高野山金剛峯寺所蔵「血曼茶羅」を赤外線撮影

2007-03-22 13:54:24 | 遍路に関するあれこれ
高野山金剛峯寺に1150年、平清盛が寄進した「両界曼茶羅図」を
制作当時の状態にして複製するために札幌市にある道立近代美術館で
赤外線撮影が行われているとの新聞報道がありました。

この「両界曼茶羅図」は「金剛曼茶羅図」と「胎蔵界曼茶羅図」の
二副一対をさし、現存する彩色曼茶羅図としては国内最古のものと
いわれているようです。

そして、平清盛の「血」を混ぜた絵の具が一部に使われていると
いわれていることから通称「血曼茶羅」と呼ばれ、重要文化財に
指定されてます。

すでに、制作から850年を経ており描かれた諸仏の輪郭がかすんで
きているため、2016年に高野山開基1200年を迎えることを
記念して制作当時と同じ複製品を作るために赤外線による撮影が
行われています。

この「血曼茶羅」は昨年旭川市に置いて開かれた「空海マンダラ弘法大使と
高野山」展に続き、4月24日から旭川と同様に札幌市において
道立近代美術館で同じ展示会が開かれるために同美術館で保管されています。

この保管期間を利用して撮影を行っています。