四国遍路テクテク日記

「四国を歩いて遍路する。」にこだわって平成14年のGWから2年間、5回に分けて歩いた記録を中心に遍路に関するあれこれ。

神峰寺 2

2005-11-28 09:07:56 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 境内の植え込みは綺麗に刈り込みされています。
これは、信者の方がお接待で手入れされています。
階段を登って本堂へいく途中にこのお庭が拝見できます。


 私が神峰寺へ着いたときは、まだお日様が当たらず
冷たい風が吹き抜けておりましたので、写真も青い色で
モノトーンに近いものとなっていました。

この時は本当に寒かったです。

でも、境内からは太平洋の広がりが一望できます。
その海が朝日に輝いて綺麗でしたね。


 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

  24日から3日間、旅行へ行っていました。
 お遍路とは関係のないただの観光旅行です。
 秋芳洞、萩、津和野、宮島と修学旅行のような観光主体の旅行です。
 北海道とは違って連日15度を超えるいい天気に恵まれ、
 とても楽しくあちらこちらの紅葉を見て回りました。

  北海道へ帰るとマイナス1度の気温!
 つくづく、日本という国の多様性が実感される旅でした。

神峰寺 1

2005-11-22 08:49:41 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 神峰寺(こうのみねじ)ははるか高見の山の上にあります。
首が痛くなるくらい上を見た山の上に瓦屋根が見えます。
「あんなに高いところまで行かなければならないのか!」
思わずため息が出てきます。

前夜は麓の浜吉屋さんに泊まりましたので、
荷物を置いて納経帳だけを持って登ります。
「土佐のまっ縦」といわれる急な九十九折りの道が
上へ上へと続いています。

麓から約1時間!
途中で後ろを振り返ると太平洋が一望できます。
朝日を受けながらドンドン登ると、
山陰に山門がひっそりと待っています。

山を吹き上がる冷たい風に背中を押されながら山門を入ります。

津照寺

2005-11-21 11:45:09 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


室戸市の室津港に面した山の中腹に津照寺(しんしょうじ)があります。
町の方達は津寺(つでら)と呼んで親しんでいます。

港から真っ直ぐに伸びる参道の奥、急な階段を登ると
港から太平洋が一望できます。
そこに本堂があります。

お参りの後、海を見ていると心が洗われるような気がします。

不思議な石(鐘石)

2005-11-18 08:45:01 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 最御崎寺の大師堂の前に不思議な石があります。
不思議な石は鐘石といいます。

この石に小さな石を打ち付けるとキンキンとした音が響きます。
ゴツゴツとした音ではなくて、金属を叩いているような
高い音なのです。

キンキン、カンカンという音ですね。
沢山の人がこの音を聞くために鐘石を打ったので、
上の方が何箇所かへこんでいます。


最御崎寺山門

2005-11-17 08:37:25 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 急な九十九折りの山道を登り切ると最御崎寺の山門です。
山門の正面に本堂が見えたときは、今日一日の長かった歩きも
これで終わりだと思いました。

もう日が暮れかかっていましたので、境内も人影がまばらで
寂しかったですね。
でも、人の少ない境内はシーンと静まりかえって、
私の唱える般若心経が響くのは気持ちのいいことでした。

納経を済ませるとベンチでゆっくりと休みます。
靴を脱いで足裏を揉むと気持ちがよくなって動く気がしなくなります。

しばらくは放心状態でボンヤリベンチに座っていました。

最御崎寺への登り口

2005-11-16 08:53:06 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 最御崎寺への登り口です。
最御崎寺はここから5百メートルほど先にありますが、
ここからは急な崖のようなところを九十九折りの山道を登ります。
今まで、海沿いの平坦な道を歩いていた足には
坂道がこたえます。

それでも一歩一歩登っていくと眺望が開け、
目の前一杯に海が見渡せます。

最御崎寺はユースホステルも兼業してます。
宿坊とユースの違いはほとんどありませんが、
ユースですと基本的に相部屋になり料金が千円ほど安くなります。

食事も同じものを食べますので、ユースの会員でしたら
その旨伝えて予約をすればいいでしょう。
私はこの宿で初めて本格的な鰹のタタキを食べました。

最御崎寺の宿坊は建物も綺麗でお風呂も広く快適です。
朝のお勤めにも参加できます。

御蔵洞 2

2005-11-15 08:47:08 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 御蔵洞から外を見たところです。
洞窟の形が「となりのトトロ」の大トトロに似ていると思うのは
私だけなのでしょうか。
お腹の膨らみと耳の形がまさに大トトロの形にそっくりです。

御洞の中からこの光景を目にしたときに、思わず笑ってしまいました。

御蔵洞 1

2005-11-15 08:42:18 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 室戸岬の先端部に二つの洞窟があります。
弘法大師が修行をしたという御蔵洞です。
左右に2カ所の洞窟があります。
弘法大師は左側の洞窟で修行をしたようです。

この洞窟で修行を終えて「空海」を名乗ったと言われています。
なるほど、洞窟の中から外を見ると海と空しか見えません。
まさに、空、海、の世界なのです。


青年大師像

2005-11-14 08:49:15 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 室戸岬に近くなってきたところで、
山陰から突然真っ白で巨大な大師像が現れます。
これが、青年大師像です。

大師像は真っ直ぐに海を見ています。
あまり大きいので、近くへ行くとお顔がよく見えないほどです。
この大師像を目にすると、もうすぐ、最御崎寺です。

私はこの大師像のところにある休憩所で休ませてもらいました。

夫婦岩

2005-11-11 08:53:00 | 遍路の風景(写真)
(写真をクリックすると大きくなります。)


 佐喜浜の町で昼食を取り、少し元気を回復して歩きます。
海岸線を見るにも飽きてうんざりしてきます。

海岸線の向こうに、岬の先端に二つの岩が突き出ているのが見えてきます。
夫婦岩のようです。
明と岩は佐喜浜から約5キロほど室戸岬へ向かったところにあります。
まずは、この岩を目指して歩きます。

この辺りでは強い日差しにより汗をかいて歩いていました。
冬にもかかわらず、半袖のTシャツ一枚で歩いていました。