四国遍路テクテク日記

「四国を歩いて遍路する。」にこだわって平成14年のGWから2年間、5回に分けて歩いた記録を中心に遍路に関するあれこれ。

徳島へ向けて飛び立つ(阿波から土佐へ)

2005-07-07 09:08:33 | 第2回(阿波から土佐)
 春のGwに引き続きお遍路に出かける機会を考えていましたが、
しがないサラリーマンにとって次に長期休暇が取れるのは夏休みしかありません。
しかし、灼熱の高知県で夏休みに歩いて遍路するということは
最初から諦めていました。

 北国育ちの人間にとって、気温35度にもなろうかという道路を、
さらに、アスファルトの照り返しを受けながら歩くということは無理だと思いました。
 すると、次の機会は、お正月休みしかありません。
今年のお正月休みは、何年か振りに巡ってくる9連休となる年です。
これは見逃せないと思い妻に相談してみると以外にもokの返事!
早速、旅行会社に航空券の手配をすると、なんと、お正月休みの繁忙期にもかかわらず
チケットも取れてしまった。
こうなると行くしかない!

 12月27日22:05分、高速バス東京発徳島行き「なると7号」は定刻を15分遅れで
浜松町を出発した。これで、
明日の朝には徳島市に着ける。
ホッとして、今日一日のことを思い出す。
 
 27日は仕事納めの日なので、中間管理職の端くれとしては休むわけには行かない。
きっちりと仕事を終えてから出かけることにしていた。
  
27日は、前日の夜から雪が降り続き、朝にはもう20センチは積もっている。
いやなムードだ。
テレビのニュースで千歳空港は天候調査中で多少の遅れがでていると報じている。
でも、午後3時頃には雪は降り止むらしい。
ここまでくると、あれこれ心配してもしょうがない。
すべては、運任せと割り切って仕事に出かける。

 今回は、千歳から羽田まで飛行機で飛び、浜松町から徳島までは夜行の高速バスを
利用して行くこととした。
こうすると、なんと、翌日の朝には徳島市に入ることができる。
 しかし、仕事を終えてからの徳島行きなので、なんといっても、
飛行機が飛ばなかったり飛行機に間に合わなかったりするとすべての
計画に狂いがでてしまう。

この時期は雪による影響が一番心配なのだが、
今日の天気は夕方までは吹雪と最悪の状況だ。

 天気予報が当たり、3時頃には雪が降り止んだ。
しかし、汽車や航空機に遅れがでている模様だ。

 5時15分、終業のベルが鳴る。職員同士や上司へ年末の挨拶を行う。

職場で着替えをして地下鉄北24条駅へ走るようにしていくと5時44分の
地下鉄に間に合った。

 札幌駅の改札所の上にある発車時刻案内板をみると、
千歳空港行きのエアーポートは、私が乗る予定だった6:10分発の案内はされておらず、
一つ前の5:40分の案内がされている。
とりあえず、何でもいいから千歳行きの列車に乗るしかないと思い、
改札を抜け列車に乗ったがまだ発車する様子はない。
雪の影響でずいぶんと遅れているようだ。
車内の案内では、この列車も6:00分に発車予定だという。 

 6時過ぎに札幌駅を発車し、多少遅れて千歳空港には7時ちょうどに着く。
すぐにJASの出発カウンターに行くと、私が乗る予定の19:20分の便は1時間半ほど
遅れると言われる。
しかし、先発の15:15分発の便が予定より遅れており17:10分離陸の予定で、
まだ空席があるので振り替えますかと言われる。
すぐに手続きを取ってもらい荷物検査を受け出発ロビーへと急ぐ。
 
20:50分、ここまですべて予定より先発の列車や飛行機に乗って、
ほぼ当初の計画通りの時間に羽田空港に着く。

 東京は天気がよい。すぐにモノレールで浜松町へ向かう。
21:40分浜松町に着く。
夜間急行バスは21:50分発車なので、ぎりぎり間に合った。
やっと一息つく。

バスの待合所は、たくさんの帰省客でゴッタ返している。
帰省客も随分いろいろな人がいる。
学生のような若人に混じって、明らかに東北方面へ規制すると思われる
年齢の高い男達の集団もいる。
皆さん、大きな荷物を抱えている。

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 お正月休みは本来の遍路シーズンから外れています。
しかも、田舎にある遍路宿はお正月休みを取って休んでいるところもあるでしょう。
この辺は心配しても仕方がないので、まずは、その時々で判断して泊まるところを
捜すしかないと思い、あまり考えこまないことにした。