くらがり渓谷
11月9日(日)は、岡崎市内(旧額田町)にある「くらがり渓谷」で行われた自然観察会に参加してきました。
くらがり渓谷は、岡崎市・豊川市・新城市の境にある本宮山(標高789.2m)の西斜面にある渓谷で、「くらがり」とひらがなで表すとイメージしづらいですが、漢字では「闇苅」と表記します。
標高はそれほど高くない場所ですが、三河高原の高地に見られるような植物と海岸性の植物が存在する「めずらしい場所」とのことです。本宮山の西斜面であることと、伊吹山系等からの冷風(伊吹降ろし)の影響があるとのことではないかとのことです。もちろん、地球の大きな気象変動があって、寒いところを好む植物が、地域的に取り残されたのことです。
「闇苅」という言葉からも、何か「寒冷なイメージ」を持つのは私だけでしょうか。
さて、今回の参加者は10名ほど。テーマは「秋の植物の観察会」です。
まだまだ、このあたりの紅葉は、まだまだ始まったばかりですが、多くの樹木の落葉を見ることができます。落ち葉を探すことことで、意外な樹木を見つけることができることを知りました。
エンシュウハグマの花
残念ながら、秋の花やきのこは、少し盛りを過ぎているようで、あまり数を見ることができませんでした。
姿を現した「幻の滝」
そして、8月末にこの地方を襲った豪雨の影響も目にすることができました。
これまで「幻の滝」とされた場所から新たに「滝」が姿を現したのです。水脈の上に覆い被さった土砂や樹木が、土石流となって流されたことが原因のようですが、改めて自然自然の力のすごさを見せつけられました。
この日の天気予報は「曇り」で天候は次第に回復傾向とのことで、エフロクで出かけました。しかし観察会の途中から「小雨」が降り続きました。
帰路は、途中から小雨から曇空に、路面もウエットからドライに変わりました。
どうも平野部では、雨は降らなかったようです。
寒冷な「くらがり渓谷」を天候からも知ることができる日でした。