自然と風を感じて…

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秋の葦毛湿原

2009-09-26 07:01:51 | 自然

  

 9月13日(日)は、豊橋市内にある葦毛(いもう)湿原の探鳥会に参加してきました。

 葦毛湿原の語源は、源頼朝の葦毛(あしげ)の馬がこのあたりで死んでしまった場所だからとか?…。
 語源はともかく、東海地方の代表的な湿地で、多くの固有種の植物が見られる場所です。
 
 葦毛湿原の探鳥会は東三河野鳥同好会の月イチの定例探鳥会なのですが、ここのところご無沙汰で…。探鳥会といっても植物に詳しい人が多いので、半ば植物の識別会になっています。
 
 
 まだまだ夏を感じさせる林地を抜けると、秋の気配を感じさせる湿地が広がります。
 
 
 この時期の見頃は、このミカワシンジュガヤ(三河真珠茅)。
 
  小さな真珠のような珠を付けています。
 
 そしてもう一つは、シラタマホシクサ(白玉星草)。
 
 カタカナだけでみると、ホシクサ→乾草を想像してしまいますが、小さな白い花を星にたとえた、とてもセンスのいい名前を持った植物です。
 
 この小さな湿地の中にも、自然の遷移が存在するようで、ほんの数年前たくさんのシラタマホシクサが咲いていた場所が、今はまばらな状態になっています。
 自然とはわからないことばかりですが、そこが楽しいのです。
 
 ここ葦毛湿原は、湿地内に木道が設置してあり、そこを周遊するのですが、木道を踏み外し撮影している人たちの姿を見ることがあります。
 注意することもあるのですが、反対にくってかかってくる人もいたり…。
 
 この日は探鳥会だったのですが、野鳥は端境期であまり見られませんでした。
 探鳥会では野鳥の写真を撮らないこともマナーのひとつ。

 もちろん野鳥の写真をとるまでの写真の腕がないのでご容赦ください。
 
 

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2 コメント

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mikawajinさん、こんにちは! (みる)
2009-09-26 15:54:56
わぁ、いい感じの湿原ですね!
湿原は原生の自然でありながら、草原のような景観と、さまざまな植生が見られてとてもステキな空間。
シラタマホシクサのような可憐な花たちも生息できるのですよね。
でもせっかく木道があるのに、それをはずれるマナー違反はいけませんね。
自然を愛するからこそ写真に収めたいと思うはずなのに、写真を撮ることが先決になってしまうのは寂しいですね。
きっとそういう人が撮る写真は殺伐としたものなのでしょう。
不思議と写真にも人柄は現れるものですから。
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RE:こんにちは! (mikawajin)
2009-09-27 08:28:26
葦毛湿原のような、湿原の多くは失われ、個々の湿原が分断されています。
その残された湿地でさえ、心ない人たちに壊されようとしています。
美しい写真を撮れる人は、与えられた条件の中で、生き物たちの本当の美しさを見つけられるのですが、素人さんはファインダーの中しか見えないようなので…。
かくいう私も、センスを磨かねば…(笑)
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