ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

姫ならずとも 眺む月かな

2005年09月21日 | 京都
こんばんは!すっかり涼しくなった?と思ったけど、日中はまだまだ暑い。何やら気温差でちょっとぐったり。ほんと、「残暑バテ」ってやつでしょうか。

仲秋の名月のお月さんは、ほんとうにきれいでしたね。京都でもあちこちのお寺で「観月祭」というものが行われていたのですが、都合で行けなくて残念。でも、和菓子好きの連れがしっかり月見団子を買ってきていました。

ん?「月見団子」?おだんごはいってないよ???

そう、どうも京都のお月見団子は、ちょっとちがうのです。ちゃんと良く見かけるように普通の丸い団子をピラミッド状に積み上げたのも売っているのですが、目の前にあるのは、丸い団子をちょっとつまんで親指の形に引き延ばし、上からちょうど爪にあたる部分に餡をのせて、ちょっと包む感じにしてあるのです。それとも、寿司ネタのちょっとずれたミニ寿司って感じかなあ。餡もいろいろで、抹茶餡、こし餡つぶ餡とあり。

ふ~ん、おもしろいねえ、といいながらむしゃむしゃ。んまかったんまかった。

観月祭といえば。先日、散歩で気紛れに自転車で行ってみた松尾大社。もうほとんど夕方近く、今にも雨が落ちてきそうだったので、慌ててみてきたのですが、時間が遅かっただけにどこもしまいかけ。ポスターに観月祭とある。ふ~ん、いいなあ。でも、この日はちょっと行けないなあ。ふ~ん、庭園があるのかあ。もう閉まってるや。残念。

と、帰りかけると、連れが塀の窓から奥を覗き込んでいる。?見えないでしょ?と側に行くと。あれ、なんだ?みたことあるよーなこの風景。妙に輪郭がくっきりしていて石がいっぱい立てられている。妙に現代風なこの庭。おお!こいつは!あの「三玲の庭」ではないか!こおんなところにあったのかあ。3つある庭園の、見えたのはそのうちの「蓬莱の庭」。池の静かな水面に、いくつもの石が、人影のように突っ立っています。不思議な静けさで、思わず見とれてしまいました。本当に不思議な空間。これは、なんなのかなあ…と、目が離せない感じ。同じ立石の庭でも、ねね様の圓徳院北庭の、植栽と一体になった柔らかい雰囲気とはずいぶんちがって、こちらはとても抽象的で、彫刻をみているような感じ。緊張感のある庭です。ずいぶんおもしろいものだな、とおもいつつ、境内を後にしました。

ここのところ、京都は夕方になるとお約束のように雨が降ります。しかも、なんだかちょうど4時頃。昨日もすっかり降られて帰宅しました。後にはお月様。玄関につくと、ちょこんと軒先に雨蛙くん。ライトによってくる虫を捕まえているのでしょうか。玄関先に鉢をおいて以来、すっかり気に入ったらしく、彼も水やりの度に顔を出します。霧吹きで葉に水をかけると、目を細めてのどをごろごろ、まるでネコみたい。生き物っていうのは、居心地の良いところをよく知ってますねえ。

☆今日のちび庭気温 19~31℃ おお、ついに19℃がでました!暑さと寒さの間って、どうも極端ですねえ。もうちょっと20~25℃、なんておだやかな日が続くのかとおもってたんですが、どうしてどうして。これは生育適温が25℃なんて植物にとってもびっくりなのではないかしら。(^^;)

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