身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

中島みゆき"歌跡"の旅へ《黒部 1・準備~1日目》

2016-10-08 20:04:00 | 中島みゆきさん(旅)
中島みゆき"歌跡"の旅へ《序章》で、予告した『黒部ルート見学』に行って参りました。
 
みゆきさんが「地上の星」を歌われた場所を通る『黒部ルート見学会』については、
中島みゆき"歌跡"の旅へ《黒部3・くろよん「地上の星」》としてUPします。

この記事は、出発から見学会に至るまでの大いなる前置きの1です。

さすがに、2日分の前置きは長すぎますから分けました。f(^^;

まず、『黒部ルート見学会』の簡単な説明です。

この見学会には、2つのコースがあります。

上手側の黒部ダムを出発するコースと、
下手側の欅平を出発するコースです。

黒部ダム出発コースは、
10:30に関電トロリーバス 黒部ダム駅駅長室前に集合して、黒部川第四発電所("くろよん")での見学と昼食が入り、
14:10 欅平着の所要時間約3時間40分。

欅平出発コースは、
9時20分 黒部渓谷鉄道 欅平駅2階食堂に集合して、"くろよん"は見学のみで、
12:50 黒部ダム着の所要時間約3時間30分。

応募の際、どちらかのコースを希望するか、「どちらでもよい」とするか選べます。

倍率を見ると、欅平コースの方が人気のようです。

早目に解散になって、その後の予定が組みやすいからでしょうね。

私もはじめは、欅平からを希望しようかと思ったんですが、確率が低くなるので「どちらでもよい」で応募しました。

そして、上手側の黒部ダムルートが当たったのでした。

結果的に、黒部ダムルートでよかったと思うのですが、その話はまた後で。

下記は、当選通知に同封されていた『黒部ルート見学のしおり』と"参加者章"です。

これ以外にも、黒部アルペンルートの時刻表やパンフレット、黒部湖遊覧船ガルベ乗船割引券などが同封されていました。

また、欅平からの移動手段が、黒部渓谷鉄道(トロッコ電車)しかないので、欅平到着時間から一番近い欅平から宇奈月までの前売り乗車券の予約がされていて、その振込み用紙も同封されていました。

トロッコ電車は、チケットが取れるか不安だったので、これは、ありがたかったですね。

欅平着が14:10、解散。

欅平発が14:37のトロッコ電車で宇奈月着15:54。

この日は、富山市で後泊することにしました。

また、先にも書きましたが、黒部ダムルートは、10:30に関電トロリーバス 黒部ダム駅駅長室前に集合です。

富山からだと電鉄富山始発(5:28)に乗って、立山7:00の立山ケーブルカーから、高原バス、立山トンネルトロリーバス、立山ロープウェイ、黒部ケーブルカーと乗り継いで、9:55黒部湖着、そしてそこから徒歩約15分、関電トンネルトロリーバス黒部ダム駅着10:10となります。

それでは、あまりにも面白くないので、見学会の2日前に富山に入り、丸1日かけて、上記の交通手段を使って立山黒部アルペンルートを行くことにしました。

ということで、簡単に旅程を記しますと、

1日目、富山泊。

2日目、アルペンルート行。
長野県大町温泉郷泊。

3日目、黒部ルート見学会。
富山泊。

4日目、帰宅。

1日目と3日目は、富山駅前の同じビジネスホテルを予約しました。

2日目は、少し贅沢に大町温泉郷のホテルを予約しました。

また、交通手段はJR の『立山黒部アルペンきっぷ(往復北陸線経由)』という周遊券を使用しています。

このきっぷには、北陸線の特急(サンダーバード)指定席、北陸新幹線(金沢~富山)自由席、富山~長野県信濃大町のアルペンきっぷ(乗り降りフリー)が含まれています。

乗り換えが多いので、乗り降り自由、見せるだけで済む周遊券は大変便利でした。

それに、バラバラで買うより若干お得です。

学生時代から、お金が貯まれば一人でアチコチ彷徨(ウロツ)いていたので、青春18切符と周遊券にはお世話になりました。

それから30年近く、自分が使わなかっただけなのに、まだ周遊券が存在していたことに、勝手に軽い感動を覚えてしまいました。(笑)

この『立山黒部アルペンきっぷ』は季節切符です。

今年の場合は、
利用期間:平成28年4月16日(土)~11月30日(水)
(注:4月27日~5月6日、8月11日~20日は使用不可)
発売期間:平成28年4月1日(金)~11月23日(水・祝)
です。

旅の準備についても少々。

この旅の特殊さは、寒暖差です。

大阪と富山の市街地では、さほどの違いはないようですが、アルペンルートの天気予報を見ると気温12℃。

30℃以上ある市街地からすると、約20℃の差。

更に、『黒部ルート見学のしおり』によると、黒部ルートの平均気温は、4℃~14℃とのこと。

しおりにも、アルペンルートのパンフレットにも市街地との温度差を考えて脱ぎ着できる防寒着の用意と書いてあります。

それ以外にもしおりには、服装や持ち物への注意がありました。

まず、持ち物ではキャリーバックや自分の膝からはみ出すような大きなリュックは不可。

黒部ルート内を移動する上部専用鉄道(トロッコ)等、車内が大変狭いので、他の参加者の迷惑にならないように、膝上で抱えらる日帰りハイキング用リュックサック1個程度とありました。

実際、乗り物は本当に狭かったです。

私のリュックは、日帰りハイキング用よりは少し大きめの腰ベルト付きリュックだったのです。

膝にのせてもはみ出さないことは、確認して行きましたが、回りから苦情がこないか、叱られないか、ドキドキしながら参加してました。

そのリュックの中身は、ウルトラライトダウンやウールのカーデガン、厚目のウィンドブレーカーなどの防寒具が大半でした。

なので、温度が下がるのにつれて着込んでいき、ソフトタイプのリュックをコンパクトにすることができたので、たぶん、回りにご迷惑はかけなくてすんだんじゃないかと勝手に思っております。

もし、かけてたら、ごめんなさい。m(__)m(お読みにはなってないと思いますがf(^^;)

乗り換えで工事用施設内を歩行するため、動きやすい服装(スカート不可)、履き物もスリッパやサンダル、ヒールは不可、ズック靴等を着用することとありました。

濡れて滑りやすい箇所などもありましたから、スカートにヒールは、確かに危険です。

また、黒部ダム出発ルートの参加者は、弁当を持参すること、ゴミは持ち帰ること等の注意書きがありました。

以上のような注意書きをふまえて、準備を整えていきました。

荷物は、先にも書いた腰ベルト付きのリュックと機内持ち込みサイズのキャリーバック、そして貴重品を入れるウェストポーチの3点です。

リュックには、主に防寒具等を入れ、それ以外の3泊4日分の荷物はキャリーバックに詰め込みました。

さて、そのキャリーバックですが、見学会には持っていけないし、アルペンルートでも邪魔になるので、困ったなあと思っていたら、流石に観光地ですね、手荷物回送サービスというのがあったんです。

パンフレットには電鉄富山駅に朝9:30までに手荷物を預けると、大町温泉郷の各ホテルに届けてくれるとありました。

また、その逆もあって、ホテルフロントに朝8:30までに預けると電鉄富山駅まで届けてくれるんです。

手荷物1個につき、1300円。

これで、荷物問題も大丈夫♪

それに、これは行ってからわかったことなのですが、私の泊まったビジネスホテルから直接届けてもらうことができました。

なので、2日目も3日目もキャリーバックを持ち歩く必要が一切なかったのです。

本当に、ありがたいサービスでした。

さて、長々と書きましたが、以上がこの旅の概要と準備です。

で、やっと、出発です。

直前まで全日休めるか微妙だったので、指定券も買っておらず、出発直前に指定席を確保して、大阪を立ったのは午前10時過ぎ。

ただ、その指定席が出張のサラリーマングループの真っ只中。

そして、お隣の体格がとてもよくて、身動きできない、、、(--;)

周遊券に指定券が含まれているからと、指定席を慌てて確保したけど、自由席のほうが良かったかもと、後悔。

ただ、つま恋の時のこだまと違って、指定は満席みたいだったので、自由席も一杯だったんだろうと、諦めました。

幸い、前日までバタバタしてたので、30分もたたずに夢の国に行くことができましたが。

北陸本線・サンダーバードで、金沢まで夢うつつで揺られておりました。

そして、金沢からは、北陸新幹線で富山まで。
"北陸新幹線つるぎ"の1号車(自由席)は、ガラガラで貸切状態。

とても、贅沢な気分でした。(^^)

金沢で、少しだけ途中下車したりしたので、富山に到着したのは2時過ぎ。

ホテルに荷物を預かってもらい、遅めの昼食に。

駅に隣接する"きときと市場"で、念願の白海老を食べました。

回転寿司で食べたんですが、流石に何を食べても美味しかったですね。

ただ、美味しさに舞い上がって、支払いが、、、(--;)

なので晩飯は、スーパーのお惣菜でチープに済ませました。f(^^;

財布は寂しくなりましたが、お腹は満たされたので、市内観光をすることにして、観光案内所へ。

案内所に、富山駅北口側を走る市電(路面電車)フリーチケット(マスの寿司などの名物グルメ3品付き)を買いに行ったのです。

しかし、グルメチケットの交換時間のほとんどが、15時までだということだったので、この日は断念。

フリーでなくても、区間に関係なく1乗車200円だったので、電鉄南富山駅前行きに乗って終点の南富山駅まで行ってみることにしました。

路線は、この南富山駅前行きと大学前行き、そして国際会議場などを回る環状線の3路線あります。

カッコイイ車両が走っています♪

これ以外にも、レトロ仕様の車両や私が大阪で見慣れた昔ながらの市電も。

乗り物好きなもので、みゆきさんに関係なく、下手な乗り物の写真を貼ってます。

我慢して下さいませ、スミマセン。m(__)m

終点の南富山駅前へ、約20分間の車窓からの観光です♪

市街地をゆっくりと走りる市電は、楽チンだし、車にはない特別感があってワクワクしてきます♪

住んでる人にとっては、当たり前の交通手段なんでしょうけどね。

市電は、大阪や京都、滋賀など身近にもあるんですが、やっぱり特別な気がしてテンション上がるんです♪(^^)v

子供みたいで恥ずかしいのですが、市電以外にも、特別感がある乗り物が大好きなので、この旅は、その意味でもテンションマックス、大満足な旅でした♪(^o^)v

のんびりと眺める車窓からの風景が、華やかな市街地から生活感のある街並みへと変わる頃、終点の南富山駅に到着。

少し古めですが、鉄筋3階建ての大きな駅舎に、ビックリ!\(◎o◎)/

確認すると、市電の終着駅は降り立ったプラットホームで、正式名称は「南富山駅前駅」だそうです。

市電を降りた私の目の前に聳え立った「南富山駅」は、富山地方鉄道不二越・上滝線の駅だったんです。

この南富山駅、「富山地方鉄道研修センター」(駅名看板の上、目を引く看板あり)や駅舎横には市電の車両基地まで備えた立派な駅でした。

1階には、少し古びた、どこか懐かしい待ち合い室と窓口、改札があります。

この待合室をあらわすのに、レトロと言う言葉を安易に使いかけて、なんか違うなあと思ったんです。

で、何が違うのか考えてくと、レトロって言葉は、何かカッコ良くて、よそよそしいんですね。

もっと、身近なんです。

全体的に少し古びているんですが、寂れてはいなくて、生活感をものすごく感じるんです。

懐かしい生活感を。

それは南富山駅前にも言えて、行った日が水曜日だったためか、シャッターの閉まった店が多かったんです。
(観光案内所でも水曜定休の店が多いと言われました)

でも、下校の中・高校生や若い母子連れ、乳母車に捕まったおばあちゃんがのんびり行き交う様子からは、寂れた感じより生活者の温もりを感じました。

『♪シャター街は生きている~』(「橋の下のアルカディア」より)ですよね。

恋をするかどうかは、不明ですがね。(笑)

閉まってる店が多い中、少し派手目のCDショップ「サウス・ストリート」が、目を引きました。

中古CDショップなのか、レコードの文字も。

せっかくプレーヤーがあるのだから、レコードを探そうと思っていたところだったので、フラフラと店内に。

一応、「旅行初日にレコードを買って、その後どうするんだ!」と止める心の声も聞こえたのですが、何とかなるという声のほうが大きくて、、、f(^^;

私の記憶が正しければ、間口は狭いが奥行きが深く、半ほどに出っ張りのような部屋があるカタカナのトの字ようなお店でした。

その出っ張りにLP盤、EP盤のレコードがありました。

CDは、アーティスト別に整理されていますが、レコードは洋楽、邦楽の区別だけです。

なので、LP盤を片っ端からチェック。

懐かしかったですねぇ~♪

かぐや姫やN・S・P、さだまさし等々友人にダッビングしてもらったレコードたち。

特に、「かぐや姫LIVE」は一瞬買おうかと、、、。

「僕の胸でおやすみ」や「目をとじて」(共に作詞・作曲山田つぐと)が入ったライブ盤なんで、本当にしばし迷いました。
(ウッドベースのパンダ(山田つぐと)さんが好きなんです)

「つま恋2006」は持っているけど、若い頃のアナログライブ盤、、、。

しかし、幸か不幸か、みゆきさんがなかったので、荷物になることを考えて諦めました。

レコードを堪能して、CDの棚へ。

50音(アーティス)順に並べられた棚を眺めていると、数字の書いた紙が巻かれているCDと何もないCDが一緒に並んでいる。

???(・・?

何枚かCDを手に取ってみると、どうやら数字の紙があるCDは中古で、ないものは新品らしい。

思い切って店員さんに確認すると、"その通り"だということでした。

中古CDショップだと思い込んでいたので、新品があるとは思っていなかたんです。

そして、何より中古と新品が同じ棚にに並んでいるのを見たのは初めてだったので、???となったのでした。

それだけ、楽しませていただいたのに、結局購入ゼロ。

懐かしさと、新鮮な驚きをいただきながら、何も買わずにお店を後にしてゴメンナサイ「サウス・ストリート」さん。m(__)m

と、思いながら外へ出ると、丁度市電がプラットホームに。

時刻は、もうすぐ5時。

下校の学生たち一緒に乗り込んで、富山駅に戻ることに。

もう少し市電に乗りたかったので、富山駅でセントラム(環状線)に乗り換えて市街地一周の旅へ。

富山県庁前を過ぎ、富山城址公園の周りを回りながら国際会議場前を通り過ぎ、市電三線がともに走る繁華街を経て、電鉄富山駅で下車。

2日目のアルペンルートの起点となる駅なので下見です。

乗車券センターで、時間や周遊券の使い方を確認すると、乗車前に窓口で立山からのケーブルカーの予約をして、アルペンルートのフリーきっぷをもらう必要があるとのことでした。

なので、早めに来たほうがいいですよ、と親切に教えてくれました。

下見の甲斐がありました。

時刻は6時。

駅の下のスーパーでお惣菜を買って、ホテルにチェックイン。

シャワーを浴びて、お惣菜を食べながらテレビを見ていると、みゆきさんが出てきてビックリ!

「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」

スペシャルゲストに、上川隆也さん。

その上川さん本人からのスペシャルヒントが、
「中島みゆきさんのコンサートに行って、1曲目から号泣しました」
というもので、「縁会」の映像付きで
「空と君のあいだに」がかかったものでビックリです。

上川さんが、コンサートで泣いたエピソードの真相を告白。

上川さんは、高校からみゆきさんファンだったそうです。

何回かみゆきさんのコンサートに行ったことがあったのですが、「空と君のあいだに」を聴くことはなできなかったそうです。

その「空と君のあいだに」がコンサートの1曲目だったので、イントロを聴いただけで感極まって涙がドッと出たんだそうです。

「縁会」ですね。

コンサートの後で、楽屋に案内されたそうですが、緊張して
「シドロモドロでした」
と、言っていました。

上川さん主演の舞台「真田十勇士」の主題歌をみゆきさんが担当(「月はそこにいる」)したご縁(会)ですね。

上川さんっていい人だなぁ~と微笑ましく見てました。(^^)

それにしても、つま恋といい、黒部といい、歌跡の旅には、みゆきさんがヒョッコリと顔を出してくださいますねぇ~♪

こんなところに、中島みゆきです♪(笑)

何か、黒部初日にみゆきさんを見れてラッキーと言うか、この旅の成功が保証されたようで、嬉かったです♪

ということで、ここで第1日目がやっと終了です。

次は、第2日目、
"中島みゆき"歌跡"の旅へ《黒部2・黒部アルペンルート》
です。

スミマセン、まだ「地上の星」まで到達しません。

もう少し、お待ち下さいませ。m(__)m

長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。(^^)

では、また。(^-^)
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