La chambre de la Rose

好きなことを好きなように書いてます

ルグリ監督のトークイベント

2019-03-10 19:35:23 | マニュエル・ルグリ(Manuel Legris)
※少し内容を付け足しました(3/13)


行ってきました。

とても内容の濃い、素晴らしいイベントでした😊

ただ、こんなにも長い時間目の前にルグリ監督がいることが初めてで
緊張して、監督のお話の間、何度となくぼんやりしてしまいました😅

そして個人的には何度か胸が熱くなる場面があり…

監督とシルヴィアは今日東京から来たばかりとのことでした。

まず、Moment について。
この作品は2年前のルグリガラでも踊っていますが、ルグリガラを観に行った方は手をあげてください、という司会者の方に応え、会場にいるほとんどの人が手をあげると、監督、目をまん丸にしてでも嬉しそう

Moment は2年前と今とでは違う。
その瞬間によって変わってくるものだから。

OCHIBA については、ド・バナ氏からスミルノワと踊ったらと提案を受け、最初は、え?と思ったけれども、彼女はとても素晴らしいダンサーだし、精神性も高く、今は自然に作品に入っていけている。

ルグリ監督にとって音楽とは人生であり、私の血に音楽が流れていると言ってもいい。

若い世代への伝達ということはとても大切なこと。
現代であればネットを見ればステップのことについては分かるが、話をして伝えることが大事。

ウィーンでの10年間は?の問いに、

人によっては何も出来ないまま終わる10年もある。けれども私は精一杯、出来る限りのことをこの10年でやってきて、そして成果出せたと思っている。
10年あればかなりのことが出来るものだと今は感じている。
ただ、ウィーンに行ってからはしばらく大変だった。
2、3年はオーディションを繰り返した。
何かしたらオペラ座のやり方だと言われたこともあったが徐々にダンサーたちとも打ち解けあい、レパートリーも増え、そして、あなた達が観に来てくれて充実してきた。

(参加者からの過去の映像、薔薇の精などがDVDになる予定はありませんか?との問いに対して)
申し訳ないけれど、私は自分の映像を一度も見たことがないんです。あれは見られるものではない。ゾッとします。
もちろん、皆さんには見てもらいたいけれど、でも自分ではとても恐ろしくて見られない(笑)
だから、発売のことについても全くわからないんです、スミマセン。(スミマセンは日本語で・笑)

(参加者からの今後について、という質問に対して)
シーズンも残っているし今はまだ何も考えられない。(すみません💦ここ、かなり私の記憶がぶっ飛んでいます。が、とにかく今の時点では分からないというお話でした)

(参加者からの、今回は舞台と客席が近くてまるで視線が合ったような気がしてしまうのですが…という質問に対して)
今回は本当に客席が近くてびっくりしている。
でももし、皆さんが視線が合ったと感じるのであれば、そう思いながら舞台を観てくださればいいと思う😊

(参加者からの、あなたは先ほど音楽は自身の血に流れていると言っていいと仰っていましたが、あなたとってバレエとは何ですか?という質問に対して)
音楽は先ほどお話しした通りですが、もちろん、バレエは私にとって人生です。


アッツォーニは、いつも自分はパートナーのエネルギーを取り込んで踊っているが、今回は田村さんのピアノで踊ることで田村さんの繊細さを取り入れてやっている。

このようにお互いに熱中しているものに刺激を受けるのは素晴らしいこと。
例えば絵を描く人にはまた別の刺激を受けるだろう。
新しい仲間が増えたと感じている。
(ここでルグリ監督がNew familyだと。そして、このメンバーでまた公演ができると良いねなんていう、夢も語り合っている、とのこと。 )

ルグリが話をした伝達という点で付け加えると、ハンブルクに彼がやってきて夫のリアブコが彼に教えてもらったことがある。
彼は彼の持っているものすべてをリアブコに与えてくれて、どんどん成長していった。
ルグリは寛大な心の持ち主である。
(ここで監督、照れ笑い



また、今回のStars in Blue はダンサーが4人だけなのですが、
毎日のクラスレッスンで、シルヴィアが指導役になっているのだそうです。
シルヴィアは、人に指導をすることが初めてで、しかも相手がこんな素晴らしいダンサーで…
この人たちの指導を私が?😓
なんて言って会場の笑いを誘っていました。



コメント
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