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アロマな日々

一条の光に誘われて歩くうちに、この世とあの世を繋ぐ魔法の世界に紛れ込んでいました。夢のワンダーランド体験を綴ります。

イメージで変わる現実

2005年10月20日 | 日々の泡
ある人の印象を表現する時に、言い方を変えるだけで、その人に対するイメージが随分と変化することがあります。例えば、「あの人はバカな人だ。」というのと、「あの人は素直な人だ。」というのとでは、その人自身がどういう人であるかという問題だけでなく、その言葉を発するこちら側の、人を捉える時の感性にまで響いてくるものがあるような気がします。私は言葉の使い方の問題のことくらいしか思いつかないのですが、山崎ナオコーラさんは、「言葉で色を見ている部分がある。」ということを言っています。自分に見える色とは、その一瞬にその物が放った光を受け止めた、自分だけの感覚だそうです。山崎さんは、色を見る感覚が、他の感覚に影響されやすく、言葉を使いながら物を見たり、音楽を聴きながらものを見たりすると、目に見える色がガラガラと変わっていくそうです。そして時には目で見ていない物の色も変化するとのことです。それは心についている目の仕業によるからもっと楽しいそうですが、やはり作家というものは、想像力や感覚が人一倍鋭いからこそそんな現象も当たり前に起こってくるのでしょうね…。私には、私の行動の変化によって色合いを捉える感覚もさまざまに変化する…なんてことを感じた経験は皆無です。