バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

殺意

2009年04月22日 | アメリカ生活

突然やってきた嵐





実は、先週の木曜日あたりから
これで



ぶち殴ってやりたいやつがいる。

この件に関しては、考えるのももう嫌で嫌で
精神的にもう限界だというぐらいにまで達していて
ここで書くべきかどうかと思ったが、
あえて書くことにした。

書いてすっきりする部分もあるからだ。

一体何のことかというと、

うちに設置されてあるホームセキュリティーシステムだ。


こんな感じのやつ。日本にもセコムとかありますよね

長い話を簡潔にして言うと、
キッチンと地下を繋ぐドアのシグナルがセキュリティー会社に誤報を
送っているようで、
それで何度も会社から電話があったり、
私が会社に電話したりで、振り回されっぱなしでいた。

そして土曜日の早朝。

早朝よ、なんつっても土曜日の朝5時ぐらいよ。

またセキュリティー会社から「エラーのシグナルが送られてきています」
との電話でたたき起こされた。

猫に起こされるのとは訳が違う。

「それはわかっていますし、来週の木曜日に点検に誰か来ますから。」

と、つい不機嫌になる。だって、早朝だものね。

「それでは木曜日まで、これからのエラーシグナルを無視するよう、
コンピューターに入れておきますから。ところで、」

と彼女は続ける。

「システムのパネルからは何も警報は鳴っていませんか?
エラーが続くと警報が鳴ることになっているのですが。」

「鳴っていません。」と言って、私は電話を切り、再び眠りに落ちた。


ところが、その日の昼近く、
彼女が言った「警報」が鳴り始めた。

ピッピッピッピ、と細かくて耳障りな音と共に、
血も情けもなさそうな男の声がセンサーエラーを告げる。

これがなんと15秒おきに繰り返されるほどに、
もうにっちもさっちも行かない状態になった。


あれはねー

神経をおかしくするよ。


まじで殺意が湧いた。

上の金槌でぐちゃぐちゃに破壊してやりたくてしょうがない。

でもとりあえずその音の解除が先だ。

運良く、土曜日の3時までサービスステーションが開いていたので
その音の解除をすることができた。

そのとき私は、この悪夢からすっかり解放されたと勘違いしていたのだ。


次の日になって気がついた。

あの音を解除したときに、とても大切なものまで解除しなくては
ならなかったことを。

こういうシステムを保有する人ならわかるだろうが、
出かけるときに、システムをオンにして、ドアを閉めるまでに
約30秒の空間がある。

30秒後に防犯システムがアクティブになるのだ。

同じように、外出先から戻って、ドアを開けて、
システムを解除するまでにも約30秒の空間があり、
その間、ピッピッピッピと音がしてくれているから、
その音が聞こえている間にシステムを解除すればいいのだ。

その肝心な音が解除されているから、
家から戻ったときに、システムを解除することを忘れそうになる。
忘れてしまったら、今度は防犯を告げる

本格的な警報

が大音響で鳴り響くのだ。




それをね



やっちまったの。



月曜日。


猫はすっ飛んでどっかに避難し、
私は腰が抜けるか、あるいは心臓発作で泡吹くかと思った。

すぐにセキュリティー会社から
コード(暗号ですね)を求める電話(コードが合わなければ
即警察を送ってくれる仕組みになってます)
があり、一通りのことが終わると、私はへなへなとフロアに
座り込んで立てなくなってしまった。

それぐらいの





大 音 響





なのです。

あれじゃドロボーも逃げてくよな。

それにしてもうっかりしていた。
月曜日で、頭が疲労していたのかな。

あれから私はガレージからキッチンに入ってくるドアには




「アラームを解除せよ」と書いた紙を張り、
ドアノブにも同じように



「システムを解除せよ」と書いたメモを張った。

これなら音がしなくても、とりあえずはシステムの解除を
真っ先にするだろう。

人間は学ぶ動物だからね(涙)

そんなわけで、ケイエス、ちょっとお疲れ気味。


************
何かをぶち壊してやりたくなった経験ありますよね?

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。




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2 コメント

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Unknown (めだかざん)
2009-04-22 18:43:19
(コメント欄では、お久しぶりです。
コメント欄復活、ウレシイです。慌てたョー)

ケイエスさん、大変ですね・・・。
こりゃ~金槌でぶち殴ってやりたいのも当然だ。

ところで、あの「アラームを解除せよ」ってはり紙を
ドロボーが読むことはないのでしょうか。
ガレージからキッチンへ入ってきたドロボーが、これを読んで
「なるほどね、了解!」みたくシステムを解除したら・・・?!
とか思ってしまいました(汗)

でも、普段から鳴っていると、振り回されて疲れるのと同時に
オオカミ少年的に「あ~またウソ警報ね」と、マジ警報の時にも
マジさに気づけなくなってしまいそうですねぇ・・・

ちなみに、何を隠そう私は、出入りの度に操作するのが
面倒くさくなってしまい、すぐになってしまった過去があります。

関係ないけど、セコム(?)のCMをやっていた長島監督の家に
ドロボーが入った時にも、肝心のセコムはスイッチが入っておらず
作動しませんデシタ、みたいな事があったっけ。
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めだかざんさんへ (ケイエス)
2009-04-23 05:23:01
お久しぶりですね~(笑)

あの張り紙は、まずガレージを空けないことには誰にも見られません。
ガレージは車に設置してあるボタンで開閉できる仕組みです。
(しかしガレージをぶっ壊して誰かが侵入したとすると
それは大変マズイですね)
それと、解除するためには秘密のコードが必要ですから
ちょっとやそっとじゃ解除できません。

治安の悪い場所に住んでいるわけでもなく、
私はこんなもん必要ないと主張するのですが、
「この世知辛い世の中、何があるかわからんでしょ!全てはケイエスを守るためなんだよ!」
とハニバニに反撃されると、しおしおと小さくなる私。
まあ、アメリカですから。何があるかわからんよね。
それにしてもセコムがありながら作動しておらず、ドロボーにまんまとやられる長島監督。
気の毒です(爆)

忙しい中のコメントどうもありがとう!
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