今朝、いつものようにフリちゃんが私の顔をざりざり舐めて
あまりの痛さに目が覚めた。
午前4時40分。
起床時刻は4時45分なので、少し早いけどまあいいか、と起き上がってキッチンへ下りる。
彼女に朝食を振舞いながら、コーヒー豆をミルサーで挽き、
シリアルをボールに盛ってミルクをかけて、何気なく時計を見たら3時45分と。
わー。時計が止まっとる。
と思い、携帯の時計を見たら、3時45分になってた。
わー。1時間、時間を間違えて起きてしまったよ!!!
もうすでに覚醒してしまってるし、シリアルにミルクも入れたしということで
録画しておいた日本の番組を見ながらとてものんびりと朝を過ごした今朝。
騒動(そうか?)の発端となった本人(フリちゃん)は
エサを食べ終えるとさっさとベッドへ戻り、ハニバニの横でくつろいでいましたとさ。
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今日、一冊の絵本が届いた。
先週、妹が電話をかけてきて、『お姉ちゃんに読んで欲しい絵本がある』と言う。
『あのね、くろねことね、女の子の話でね、ミディとお姉ちゃんみたいなん。』
それを聞いて心に灯りが灯ったような気持ちになった。
届いた絵本は
包みを開けた瞬間に目に飛び込んできたくろねこと
その本に付いてきた帯の
『ずっと大好きだったんだよ』
っていう言葉でダム崩壊。
内容はここでは紹介しないね。
みなさんにも是非読んで欲しい。
だけどこの絵本、破壊力最強なので、公共の場で読んだら大変なことになります。
こういう絵本を作成できる人がいるから日本人って素晴らしいと思う。
ってか、人間ってやっぱり美しい。
大粒の涙をボロボロとこぼしながら読み、最後には号泣のケイエスを見て
うろたえるハニバニ。「どしたん、どしたん?何があったん?」
ハニバニにも是非知って欲しいと思って読んであげたんだが
横隔膜に変な癖がつくほど私は泣いていたので、まったく言葉が聞き取れなかったと思う。
それでもハニバニは「うん。うん」と相づちを打ちながら聞いてくれた。
『半年経ったね。今もずっと淋しいねー。』
先月31日がちょうどミディが息を引き取って6ヶ月目だったんだ。
彼女の存在は、でかかった。
6ヶ月ぶりの、ゲリラ豪雨でした。
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私には宝物絵本というのがあります。
一冊目はハニバニが買ってくれた『The Giving Tree』
それから帰国したときに本屋で見つけた『100万回生きたねこ』
『猫のプシュケ』は私の新しい宝物絵本になりました。
↓ ↓ ↓
いつもありがとう。
絵本っていいよねー。
子供の頃も沢山与えられたけど
大人になってからの絵本はまた、
読んでるとハマるよね♪
「こねこのピッチ」とか「どろんこハリー」とか好きだったな~。あと民話みたいな絵本も好きでした。
その猫の絵本は見た事無かった。
あとで書店で探してみるね。
半年がたったんだね。
あっという間の半年だったから
あっという間にその時に戻れてしまうね。
「今もずっと寂しい」に、うんうん頷きながらこちらもゲリラ豪雨。
ずっと気持ちは傍にいると思うからこそ、触れない寂しさがある。
触れないのに今も、ミディさんは皆さんの記憶の中に住んでいて
こうして絵本で再会させてくれる。
切なくて暖かい。世の中って不思議だね。
だって本当にこないだまでキッチンで料理が出来上がるのを
わくわくしながら待っていたミディをはっきりと思い出せるもの。
彼女のことを思い出さなかった日なんて一度もなかったなー。
姿カタチは見えなくなってしまったけど、やっぱり彼女は私たちの心の中で生きてるわ。
妹が本屋で、ものすごく可愛い猫のイラストが載ってるその絵本を見つけて
ほのちゃんに買ってあげたのが始まりなんだけど
彼女曰く、「本を読んでもあまり感動しないこの私が
思わずウルウルしてしまったぐらいよ」
もー、ウルウルどころじゃないっつーの(笑)
絵本のすごいところは、限られたページの中にものすごいメッセージが直球で伝えられてるってとこかな。
読む相手が子供だから、余計な飾り文句もないところが良いと思う。