バージニア労働者

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PBRに行ってきた

2011年01月09日 | アメリカ生活
ケイエスの週末というのはわりと静かで毎回ワンパターンというのが定番なのであるが
この土曜日は珍しく例外。


午前中は美容院に行き、ヘアカットをしてもらい
昼に戻ってきてハニバニとランチを済ますと、急いでシャワーを浴び美容院でしてもらったセットを崩し
私流のデカいカールに巻きなおしてから丁寧に化粧をし、
3時になるとハニバニの職場の人、プラスそのファミリーのパーティーに行ってきた。

その写真はない。

なぜかと言うと、私が本当に楽しみにしていたイベントはこの後にあったからだ。


2時間ほどそのパーティーで食べたり社交辞令をした後、
2人はNバージニアにあるジョージメイソン大学へと車をぶっ飛ばす。


その大学のキャンパスには以前OASISのコンサート会場でもあったパトリオットセンターという
イベント会場がある。

その夜のイベントである、PBFを観にやってきたのである。


PBRとは何ぞや?


Professional
Bull
Riding

つまり、ロディオっつーかね、プロによる雄牛乗りっつーこと。

ちなみに雄牛でもOX(オックス)というのは去勢されたおとなしい牛で、
このBULL(ブル)っつーのは去勢されていないから、気性がすんごい荒いわけ。

その暴れん坊に乗っちゃおうっつーんだからこれは大変。


(この先、写真が数々出ますが、非常に画像悪いので許してね)





これがBull Riding の会場。
そんなに大きくない。

まあ、乗馬じゃあるまいし、牛が走りまわるってわけでもないしね。





これが主役のBullさん。
会場のすぐヨコで出場を待機しているところ。
その夜は全部で45頭の出場だそうだ。


ご丁寧にハニバニが最前列を買ってくれており、目の前に頑丈な鉄のバーがあるわけだが
それは万が一、Bullがこちらに突進してきたときの安全設備と、
Bullに乗っかるライダーが逃げてそのバーによじ登って自己防衛できるようにとのことだった。


会場にはBull、それに乗っかるライダーの他に、そのライダーが牛から落下したときに
牛がライダーを攻撃する闘争心を紛らわすためにクラウンっつーピエロ役の人がいる。



彼はその一人。

全部で3人のクラウンがいた。



それにしてもBull。

すっごい怒ってるわけよ。
よっぽど背中に乗られるのが嫌なんだね。

出てくるなり、あの巨体がどうやって宙に?
って思うぐらい飛び回るわけだ。





形を全く留めていないが、これ、Bull。
本当に宙に舞い上がるのよ。


で、ライダーを背中から振り落としたらいきなり気分がすっきりするのか、
何もなかったみたいに退場ゲートに自ら足取りも軽く退場してゆくのだけど、

たまにライダーを振り落としたあとも超機嫌が悪いのもいて、
例のクラウンを見つけると



そのクラウンがいるところめがけて突進してくるわけだ。


上の写真みたいにクラウンがいる場所が私らの目の前だったりすると
すごい勢いでこちらに突進してくるの。

あれは本当に恐怖。

頑丈な鉄のバーがあっても、あのBullの顔を見るとどんな防衛も皆無に思える。


私なんてBullと目が合うだけで


こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい

を繰り返し繰り返し叫んでいてね、


自分でもすげーなって思ったことはその言葉が絶対に



日本語



やっぱり私も生粋の日本人やねえと、牛が去って恐怖心が遠のいたころにしんみりしたりして(おぃ)。

それにしても、私が恐怖の言葉(って『エコエコアザラク』じゃあるまいし)←これ知ってる人、昭和の人)を言うたびに
ハニバニは大喜びで大笑い


なんだけどね






こういう奮闘振りが目の前であるでしょう?
そうすっと、恐いだけじゃなくて、牛が跳ね上げる土がもろ飛んでくるわけ。

あれはスリル満点。

人の恐怖を大喜びするハニバニも、さすがにあんなに近いと『ウォ』とか
言うわけ。


あんな巨体に踏まれると痛いし(痛いだけの問題か)
角でつつかれると痛いし(痛いだけの問題じゃないだろ)

だからたいていのBullライダーはそれなりにセーフティーギアをみに付けてるのだが
それが鎧みたいで、Bullの気性の荒さがよくわかる。





鎧みたいなのを身に付けてるのがお分かりかな?

中には慣れたのもいて、そういうセーフティーギアを一切見に付けないで牛に乗っかっちゃうのもいた。
よっぽど慣れているのかもしれないが、
事故っつーのはそういう時に起こるんだぜ、私が車の事故をしたときみたいにね。

と、関係ないことをふと思ったりして。



あんなのに突進されるともう一目散で逃げるしかない。





自分の方向に突進されるのは恐怖以外の何ものでもないが、
他の人に突進してゆくBullを見るのは面白かった。


また是非行く機会があれば行ってみたいと思わせるイベントであった。

アメリカにお住まいで、PBRのツアーを耳にした方がいれば
是非見に行って損はないと思う。

できるなら最前列がおススメ。

スリル満点、100%であるよ。


************
凄かったのはあの臭いでした。
牛の待機していた檻に近かったのか、かなり強烈で鼻もさすがに慣れてくれなくて、
家に帰ってもまだ臭いが鼻の中に染み付いており、ハニバニとお互いに
「ちょっとあんた牛臭いんじゃけど」と言いあっていました。



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