バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

夢から覚めるとき

2008年11月21日 | ALL ABOUT JAPAN

雪が舞ってた広島空港



日本の水曜日の朝に広島を発ち、アメリカの水曜日の朝帰国した。
なんだかとっても変な感じ。

出発の朝はばたばたとして、後ろ髪をぐいぐい引かれるような思いで
広島空港に到着した。

初雪だったようで、タクシーの窓からはらはらと舞う雪を見ていたら
なんだか淋しくなった。

広島空港は、「ここはもしかして何かの会社?」ってほど
ビジネスマンで賑わっていた。これから東京で会議なのだろうか。

広島から成田、成田からDCの便は
ジェット気流に乗るから来たときよりも少しだけ飛行時間が短いが、
成田に向かう飛行機が富士山を通過するときに
機長がアナウンスに出てきてこう言った。

「みなさま、只今物凄いスピードで飛行しております!」

スピード狂なパイロットなのか?
なんだか声がとても楽しそうな感じで、そのまま

「うひょ~」

とか言ってもおかしくないぐらいのテンポだったのが笑えた。

結局1時間15分も早く成田に到着し、
成田-DCなんて1時間35分も早く到着してしまった。

さすがに日付変更線を超える海峡の上(アラスカに近いところ)では
揺れがすごくてぞっとしたが、
ジェット気流ってすごいと思った。

到着して、イミグレーションも税関もあっという間に通過したので
迎えに来るはずだったハニバニもまだ到着してなかったぐらいだ。

それにしても、変な言い方だけれども
あのぶっきらぼうで、無愛想な空港職員の態度を目の当たりにするなり
「ああ、帰ってきたね~」という安堵が広がった。

ここが私が住むところなのだ。


しばし、ぼんやりとしてハニバニを待つ。

30分ぐらいして彼が到着し、私を見るなりこう言った。

「どしたん?ホームレスみたいな格好して。」

「お疲れ~」とか言ってハグでもせんか、ハニバニ?

11時ぐらいに家に到着し、
キッチンで待機する2匹の柔らかい毛玉を抱きしめたら
緊張が一気にほぐれ、疲れがどっと出始めた。

これがジェットレグ(時差ぼけ)の始まりで、
軽くマックのハンバーガーを食べ終えてからは起きていたのに
まったくその記憶がなく、
夜もさっさと眠りについてからは、昏々と眠り続けた。

途中で、様子を伺いに仕事中のハニバニがうちに電話してきたときのこと。

受話器を持ち上げて、「はて。何と言えばいいのだろう?」と
思い、間違っては恥ずかしいので「もしもし」と答えると

「...ほんとにボケとるね。ここはもうアメリカですが?」と笑う彼。
彼とその後どんな会話をしたかも覚えてない。

昨日の昼すぎに、長い長い眠りから目が覚めたとき、
一瞬、自分がどこにいるかわからなかった。

そこがもう日本の実家ではないことを確認したときに
なんかこう、楽しい夢から目が覚めたような感じがした。

すべては夢だったのかな?

時差ぼけが抜けない。

私の時差ぼけは、アメリカに帰ってきてからがとても酷い。
今日は帰国して2日目で、だんだん感覚が戻ってきた。

今日から普通の生活に戻さなくてはならない。

それにしても楽しかった。
短い滞在だから、余計にそう思うのか。

次の帰国はやっぱり2年後になるだろう。
できることなら毎年帰国したい。

とりあえず、夢のようなバケーションはこれでおしまい。

聞きなれたCNNの英語のニュースを聞きながら
現実に戻ったのだと、実感する。


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これからは少し、日本での思い出を書いていきます。
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