バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

TV Dinner

2008年06月20日 | 食べ物
数週間前におめでたが発覚したレベッカが、最近会社を休みがちだ。

一緒に仕事をしてる私たちから言わせると、それは「つわり」だと
思うのだが、彼女が「それはちがうと思う」と、全く認めない。

なのに平日5日間のうち2~3日は必ず「今日は気分が悪い」と言って
朝一で電話をしてきて欠勤する。

今週も火曜日水曜日を欠勤した彼女が、青い顔をして出勤してきた。
相当辛いらしい。「つわりが始まったんじゃない?」と言ってみたが、
「いや、これは甥にもらった胃腸にくる感冒だと思うのよ」と
やはりつわりを否定するのだ。
「スープ以外は食べられないー。」と背中を丸めて座っていた。

ところが、ランチタイムが近づく11時ごろ。

会社にはカフェテリアがあるが、うちの会社では(というか、アメリカの
企業ではよくある風景)みんなでまとめて外のレストランやファーストフードから
注文することがしょっちゅうある。

今日も若い女の子が「〇〇からオーダーするけど、注文したい人は
私がメニュー持ってるからねー。」と言って歩いていた。

私はランチは家に帰るので、めったにオーダーすることはない。

と、横のキューブからレベッカが覗き込んできて「ケイエス、何かオーダーする?」と聞いてきた。
「いや、私家に帰るし。レベッカは?スープでもオーダーすれば?」
と彼女に言った。

それから少しして私はランチで家に帰り、それを終えて職場に戻った。
そしてびっくりした。

彼女が何かをオーダーしたのは知っていたが、それはスープとは
全く違うものだった。

彼女は、おそらく私の足のサイズ(6.5インチ)ぐらいあろうかと
思われるような巨大カルゾンをオーダーしていたのだ。

カルゾンとは何ぞや、と思われる方のために...。



ピザを準備して、それを真ん中から内側に向けて二つに折り、
それをオーブンで焼いたものがカルゾンを思えばいいかと。

彼女はそれを満足そうにもりもりと食べていたわ。

そして、「数週間でもうこんなにお腹の赤ちゃんが大きくなったの。」

と、お腹をさする彼女にそれはなんだか違うと思うが...とは言えず、
「ワォ」と言って、驚くフリだけしといた。

でもお腹を大切そうにさする彼女はなんだかとっても可愛かった。



さて、今日は仕事の帰りにいつものチャイニーズの皆さんのところに
寄って、夕食をお願いするつもりだったが、靴底のような巨大カルゾンを見てから
なんだか食欲が失せたのでやめた。

で、家に帰ってフリーザーを見てみたら、いつかランチで食べようと思っていた
「TV Dinner」があったので、それを食べることにした。

どうしてTV Dinner(ティーヴィーディナーと呼びます)という名前が
ついてるのかというと、テレビを見ながら、簡単にディナーが用意できるからだ。

アメリカらしいというか、とても画期的な食べものだと思う。
日本のレトルト食品が優れてるのと同じ感じかなあ。

 Sesame Chikin and Noodle

これをレンジで4分加熱して出来上がり。

 箱の写真とそんなに違ってもないと思う

私が買うこの「Lean Cuisine」は、ありがたいことに
ダイエット用の食品なので、カロリーがとっても少ない。
なのに味が全くダイエット食品っぽくなくて美味しいので大人気だ。
レパートリーもたくさんある。

どこかのサイトで知ったが、日本人でアメリカのTV Dinnerを
食べたいという人がけっこう多いらしい。

でもね、TV Dinnerってたぶん日本には入ってこないと思うな。

だって、この原材料の項目見てよ。



箱の側面ぎっしりに並んだわけのわからん材料。
どう発音していいのかもわからない単語ばっかり。

あまりにも化学調味料らしき物が多いから、日本の輸入管理局だか忘れたけど、
そういう管轄がOKしないんだって。わかる気もするけど。

でもアメリカに来ることがあったら是非試してもらいたい。
そういやK姐も食べたいとか言ってたっけ?


なんか今日は「手抜き料理」のレベルにも満たないディナーであった。
明日ハニバニ帰ってくるよ










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