畠中恵さん作。
江戸の市井のいろんなこと。一種の推理小説。
文庫本になるのが待ちきれずに、古本でゲット。
江戸の両国(盛り場)って火除地というかいつでも撤退できるように壁は薦づくり。
現代で言う避難所用の場所だったみたいですね。
現代は、空き地があれば「活用」とか言っていろんなものを建てたがる。
江戸時代の方がよっぽど災害対策をやっていたような気がします。
両国の盛り場での人形遣い(腹話術)の姫様人形が主人公。
人形遣いが声色でしゃべっているんだけれど、
なんだか人形が勝手におしゃべりしているみたいな演出。
いろんな「謎」を解き明かしていく、
冒険あり、斬った張ったあり、楽しく読み進みました。