鳥取三朝 三徳山投入堂へ行ってきました

先週、土日曜日と、とうとう鳥取にある三徳山三佛寺と

但馬、緑の洞窟に落ちる神秘の滝で有名なシワガラの滝へ

登山グループに入れて貰っていってきました。

 現地では前日の夜雨が降り、この当日も所々で雨がぱらついていました。

まず向かったのはシワガラの滝へ。

 入り口からアップダウンの山道を歩いた後、川へたどりつき

ここからは、登山靴からサンダルに履き替え川へ入っていきます。

川は浅瀬なのですが、雨のため水かさが増えていて

膝までの水が冷たい上に足の置く場所を選ばないとすべるし深い場所もあります。

不安が募る中、アッという間に片方のサンダルが流されてしまいました。

片方では無理

これでおしまい・・ギブアップか・・

しかし・・滝壺が奥の洞窟の中にあるので洞窟まで行かないと

 シワガラの滝の神秘の美しさを見ることができません。

 そこで、何とか靴下を履いてしのぎ、進むことにしました。

メンバーに助けてもらいながら

すべりそうになりながら慎重に岩を選びながら歩き、そして岩を登って進んでいき

見えてきた洞窟には感動でした。

まるでジプリのもののけ姫の世界が広がっているよう・・

ここまでやっとたどりついた人だけ見ることが

できる神秘の絶景シワガラの滝。

雨模様のしっとりとした趣がいっそうその魅力を醸し出していました。

戻りは、行きよりは、まだ少し楽にたどりつくことができました。

 

かわいい座禅草がいやしてくれます。

その後で入った温泉は体が温まり、とても気持ち良かったです。

そして、その夜は、素敵なロッジでチーズフォンデュにワインで乾杯！

2日目

板井原集落を観光ガイドさんに案内してもらいながら散策して

から、この集落の中にある「火間土」でお食事。

 

 

古民家で山で採れた山菜、旬のものが満載で天ぷらや煮物、

そしてかまどで炊いたおこげが入ったごはんがとても

おいしかった。

ここの店主のおじいちゃんとおばあちゃんのやさしい暖かい

顔にほっこり癒されました。

いよいよ三徳山、三佛寺へ。

三徳山三佛寺は、断崖絶壁に建つお寺です。

ここでは、滑落事故、油断すると死者さえ出ることがあるということで

入念な靴、服装のチェックがあります。

靴は金属が入っていない滑らない靴でなければなく、もし不許可ならば

売られているわらぞうりに履き替えなくてはならないのです。

こちらは把握していたので大丈夫でしたが

服装に入山許可が下りなかったのです。

私は、登山用のスカートとスパッツ姿だったのですが

登山用とはいえどのスカートもＮＧということで

心も折れそうになりましたが、

メンバーの長いＴシャツと変えて下さり

スカートを脱いで何とかスタートをすることが

できました。

「六根清浄」と書かれた袈裟をもらい

改めて身を引き締めてスタートです。

かずら坂、くさり坂、馬の背と進んでいきますが

よつんばになって木の根っこをもってよじ登ったり、続く斜面

に滑りそうになったり、鎖を握って垂直な岩を登って行ったり

と私にとっては相当な難所が続きました。

今回の課題は「滑る」でした。

前日の雨で滑りやすくなっていたという

ものの

滑ることが恐怖で足がすくんでしまう。

前へは進めなくなります。

メンバーにも助けてもらいながら

進んでいきました。

途中で、鐘をついて拝むことができる

鐘楼堂、そして

 

文殊堂、地蔵堂、納経堂・・とお堂があり

 

ここからの眺めがすばらしい！

でも手すりはなく、ここから落ちると間違いなく死ぬのでは？と

いう何ともスリリングなところです。

そして歩き進んでいくと

崖の絶壁にいきなり現れる投入堂。

ここまでの道のりは険しくまさしく修行の山です。

そして突然現れた投入堂には威厳をも感じ、思わず

手を合わせました。感動です。

このような地にお堂をどのようにして建てたのか・・

ふもとで組み立てたお堂を役行者が法力で投げ入れた

と伝えられていますが、

まさしく本当にそうかもしれないと思いました。

 今回は、シワガラの滝、三徳山の今までにない体験をしました。

しんどかったというのではなく、恐怖すら感じた

今回の経験でした。このような場所に行くことができてよかった

そして、もう1回で十分。と帰途では思っていたけれど

時間がたつとまた、行ってみたい、と思い始めました。

 

鳥取砂丘の近くの「砂の博物館」にも行きました