東京論その後

2006-04-22 23:46:18 | ・講演・セミナー・シンポ
東京大学工学部1号館15番教室にて、
建築史学会記念シンポジウムがありました。
私にとって大事なのは、このシンポジウムが公開だということ。
一般に向けてありがたくも公開してくださる、これは行かねばなるまい。
風邪をひいて具合が悪いなどとは言っていられない、行かねば。
もちろん内容のすべて理解できないのはわかっています、当然です。
だけど、参加したくてしたくて行きました。
たっぷり3.5時間近くのお話も雰囲気も楽しかった。やはり行ってヨカッタです。
お隣の学生さん、小型のスケッチブックにメモしてました。
アーキテクトぽいね。
さすがに専門的な難しいことはわからなかったけれど、
魅惑の今後につなげるためにも、自分ながらのポイントをメモしておこう。
会場には、倉方先生や内田先生のお顔も見受けられました。

本日の豪華メンバー教授陣→藤森照信氏×初田享氏×陣内秀信氏
 (本当は鈴木博之氏「建築の世紀末」も加わるはずだった→関西でシンポ)
その師匠は、村松貞二郎×伊藤ていじ×稲垣栄三
それぞれの先生方の印象などを語られる。
お互いに意識をしていた。独特の美学をもっておられた。

テーマは゛東京゛だった。 
第1部はそれぞれの東京論と題して著書から派生したお話。
★藤森『明治の東京計画』1980
近代建築プロジェクト
①現物をみる ②人に会う(遺族に会う) ③文献を読む
モノとヒトと資料。
・銀座煉瓦街 ・官庁集中計画 ・市区改正計画
都市計画研究を止めた。面白くなくなる。
法律が都市計画を動かす。法のコントロール下ではおもしろくない。
規則を守ることにむいていない。キライ。自分の研究にも出ている。

★初田『都市の明治』1981 筑摩書房。
スタートは擬洋風・和洋折衷から商業建築への研究。雑誌『商店建築』
父が洋服の下手職人で、夜店に行こうかと。商店は身近な世界。
人のやっていないことをやろう。
カフェー(→のばすのがポイント)と喫茶店。 
関東大震災後、喫茶店が急激に増えた。陳列販売。建物のデザインも洋風へ。
まちあるきの自由に楽しむ。→都市をみていこう。

★陣内『都市の空間人類学』1985 『都市のルネサンス』
東京はつまらないと逃げ出して、正反対の街へ行っちゃった。
ベネチア・ローマ留学 三年して帰ってきたら、♪神田川~
☆『見えない都市』磯崎新 
みえるように描き出そう。山の手に目を向けて歩いた。

◎マーク人物 
★長谷川堯 早稲田大学文学部 文学部がポイントね。
★岡野健男『文学における原風景』
★樋口忠彦『日本の風景』
★前田愛 ◎『都市空間のなかの文学』
以前、私は樋口一葉関連で資料を調べていて、お名前を知った。
★小木新造『江戸東京学への招待』 元・江戸東京博物館
★中川理『重税都市』

◎設計をやるか歴史をやるか・・・。
今の歴史家(建築史家)は設計に興味を示さない、
むしろやるとカッコワルイというのがある。

藤森発言・・・
施工と設計は明確に分かれていて対立的ですらある。
設計はバカでもできる。笑
本質的なことを書く、文章を書くのは緊張する。
歴史家は格が一番上。
デザイナーに負けないように歴史をやる。

初田・・・
歴史で食べてますから・・・設計は趣味ですの世界。
デザイナーを残すことができるのは、歴史家。

陣内・・・
日本ではアーキテクトと呼ばれるのは建築家だけ。
もっとおおらかにアーキテクト的なスピリット。
東京の都市を捉えて作品をつくっていくべきではないか。

司会 伊藤毅氏(東京大学)
3人の先生方は戦略的に考えている。
ただ好きなようにやってきたわけではない。
準備期間があって、成果を出す。30代前半デビューで。


ああー 薬が切れてきた。お風邪が・・。 
たぶん、つづく。 ここらへんで、おやすみっちょるん。
→写真は薬医門である赤門のとなりの八重桜。

年子のきょうだい

2006-04-20 23:49:58 | ・子どもの世界
しゅんくんは、はるちゃんが大好き。
自由のおやつのときも、はるちゃんの隣に座りたいの。
はるちゃんは、しゅんくんのお姉ちゃん。
いっコ違い、二年生と一年生。
でも、はるちゃんは自分のお友達と遊びたいからイヤなの。
くっつかれると逃げちゃう。
ミッチにしゅんの面倒をみてと心底訴える。
あんなにかわいい弟くんなのにね。

たいがくんは、あおぞらちゃんを平気でひっぱたく。
あおぞらちゃんも負けてはいないけど、でも今日は痛かったので泣きべそ。
ダメだよ、アニキは妹に優しくしないと。
いっコ違い、二年生と一年生。
 
ペアでセットされると年子の上はツライかな。
たとえ年齢がいっコ違いでも、
あなたはおねえちゃん、おにいちゃんなんだからと言われちゃう。
でも、それはしょうがないな。
そんな自覚なんかもてないよね、たいしてあんまり変わらないのにね。
そのかわり、ひとりずつの時は、うんとたっぷりひとりで甘えていいよ。
時にはケンカしても、でも、きょうだいやっぱり仲良くしてね。
弟、妹の面倒をみてあげてね。 
おにいちゃん、おねえちゃんなんだから。
あーまた言っちゃった、ゴメン。


マイ(ハート)ブログ♪

2006-04-19 23:38:26 | ・その他・暮らし・日常
気が付けばブログをスタートさせてから、
一年が経ちました。早いものです。
毎日続いているのは、我ながらエライです。
お気楽にやっているので、これからも
目立った進歩もなくこんな感じで変わりばえはしないかな。
まぁ、自分のブログ日記ですから、
楽しく上手に活用すればよいと思っています。
公開はしているものの、ハズカシイ部分も
いっぱいあったりするので、
やっぱりオープンには教えられないけど。
でも、けっこう遊べて面白いよ。
工夫すればブログの可能性はまだまだあるかもしれないね。
これからもどんどん楽しんじゃいましょう。1年★

タイトル通り、東京でルンルンの思い出を。



飛青磁

2006-04-18 23:09:04 | ・アート・展覧会
リヂストン美術館で開催中の
「雪舟からポロックまで」 をゆっくり楽しんだ。
石橋財団50周年記念というだけあって、
かなりバラエティーに富んだコレクションが並んでいた。

ここの美術館は、展示フロアーの流れるような空間のつながりが良い。
ところどころ真ん中にぽつんと黒い革張りの椅子が置かれている。
それがまた絵になるのだ。もちろん腰かけてみる。

いつもの印象派からモローも藤田嗣治もあった。
淋派の芳中も、池田狐邨の青楓紅楓図もいきいきと力強くすばらしい。

今回の私の一番のお目当ては、何と言っても・・・

青磁長頸花生 南宋時代(12-13世紀)
飛青磁花瓶(重要文化財) 元時代(14世紀) どちらも中国(龍泉窯)。

仄暗い照明のガラスの向こう、
青磁花生は国宝の墨画とともに鎮座していた。
周りには誰もいない。静かなる美としゃがみ込んで対峙。

◎「飛青磁」 →器表に鉄斑を散らし、その上から青磁釉をかけて焼成したもの。
濃く淡く釉中に滲み出た鉄斑は、空に浮かぶ雲のようにもみえる。
元時代の浙江省龍泉窯で行われた技法。

→写真は大阪・鴻池家伝来品である飛青磁屈指の優品(部分)。
国宝 飛青磁花生 鉄斑がハートにみえるぅ。


おやつだよ~ 手を洗って班マルね。

2006-04-17 23:03:58 | ・子どもの世界
キャ~羽衣あられ なつかしぃ~
何年ぶりかしら、東京では初めてかも。
コレ、私の子どもの時からあったんだよ~。
けっこうキャリアあるんちゃう?
めっちゃひさしぶりやん~。

学童さんでも毎日おやつを出すけれど、
おとなになっても覚えていそうなのってあるかなぁ~。
何か思い出に残ると楽しいよね。
それぞれ好みもさまざまで、チョコや甘いのが苦手な子もいる。
シブ好みの子は、お父さんの晩酌につきあっているのかしら。
本当はもっと手作り感覚のおやつを出してあげたいのだけれど、
それは分室ではなかなか叶わないのが現実。
でも、おやつの時はみんなやっぱりニコニコだもんね。
このときばかりはホッとしあわせなひとときです。

◎この建築保存がすばらしい

2006-04-17 00:32:05 | ・講演・セミナー・シンポ
春期えどはくカルチャーお薦め◎

建築<対談>講座「語りあう 東京のたてものと住まい」
 米山 勇 助教授
「東京の街や建物は、語れば語るほど楽しく、奥深い魅力を放ちます。」

★5月6日土曜日 14:00 ~ 16:00 江戸東京博物館大ホール★

 ① この建築保存がすばらしい ゲスト 後藤 治 (工学院大学教授)

お申し込みはこちらをクリック江戸東京博物館 えどはくカルチャー係