関東も梅雨入りしました。
先日ぶらりと名馬ヶ淵に出かけて来ました。
新緑が綺麗で野鳥達の囀りを聴きながらここで一時を過ごしてきました。
ここには伝説があったようです。
昔、野々平という小さな村に伊平衛という男がいた。
この家で飼っていた雌馬が、不思議な子馬を生んだ。
子馬には角があり体は竜のようで、ません棒(馬をつ なぎ止める棒)
の上で昼寝をしていた。
家の者たちが奇怪なしぐさをするこの子馬を怖がるので、
伊平衛はナメリガ淵という所へこの子馬を沈めてしまった。
す るとその夜、大嵐が起こり、大きな洪水が野々平を襲って、
村は跡形もなく流されてしまった。
村人は伊平衛の子馬の霊の祟りだと噂をしたという。
洪水は、延享2年(1745年)5月9日に実際にあったもので、
秋山村内新田にあった野々平は、この洪水によって壊滅したようです。