マダムホーリーの毎日のご飯とぼやき日記

毎日作る料理をご紹介し、日々思うことをぼやいています。

岩手の旅その2 猊鼻渓と厳美渓

2019-07-22 03:57:19 | ぼやき日記

午後は厳美渓と猊鼻渓に行ってみました。景色はこの後ご紹介いたしますが、猊鼻渓では、船に乗って上流にいくことができるのですが、船には、小さい魚や、カルガモが、餌をもらおうと寄って来ます(専用の餌が売られている)。その中に、金色の鯉がいました。なんと、平成に活躍された、百歳の双子のおばあちゃん・きんさんぎんさんのきんさんが平成6年に放流された鯉の稚魚が成長したものでした。たまにしか姿を見せてくれないそうですが、昨日は船に寄って来てくれました。驚きですし、幸運です。

そして、

高校生が、舞川鹿子躍を河原で披露してくれました。昔にも有名なデザイナーがいたのでしょうね。オシャレな衣装です。

これが厳美渓

 

最後は猊鼻渓

女性の船頭さんの舟歌も聴かせていただいて、楽しさ満載の午後でした。夜は平泉町に泊まりました。

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岩手の旅その1 一関市立博物館

2019-07-22 02:54:11 | ぼやき日記

三年前から、興味を持って調べ始めた江戸時代に盛んだった和算。詳しく調べて展示しているという一関市立博物館についに行くことができました。上は算盤と算木です。5次までの方程式を表すことができますし、この盤を使うと平方根も開けます。

一関市は、1700年代に関孝和以降、数々の和算家を輩出して来た地のようです。一関出身の千葉胤秀が算法新書を書き上げ博物館でも展示してあります。難問を解くことに江戸時代の庶民も夢中になっていたようです。問題ができると算額にして神社に奉納していたのです。それがこれ

この博物館は和算に挑戦!という取り組みをしていて、毎年、和算書から問題をピックアップして、初級、中級、上級の問題を出しています。全国から多数解答が寄せられているのです。それを集めた和算に挑戦という問題と解答集はすでに売り切れになっておりました。

和算書に書かれてある問題をわかりやすく紹介してありました。私がもっとも苦手なのは、計子術(ままこじゅつ)です。

 2色の玉を混在させて並べて、最初から数えて、決められた数のところにある玉を除いていくものです。最後に自分が残るようにするには、どこにいたら良いのでしょうか。というものです。和算書・塵劫記に継母が自分の子供に財産を相続させるために仕組んだ話が書かれてあります。

円をつかった図形問題が多いように感じますが、問題は多岐にわたっています。

そして、驚いたのは和算だけではありませんでした。一関の大槻家は代々優秀な学者を出していますが、際立ったのは二人。

一人は大槻玄沢という人です。杉田玄白に弟子入りした優秀な蘭学者でした。

面白い資料が展示されていました。

六物新志には、日本では知られていないものが紹介されています。

特にオランダ料理は、面白いです。すみませんピンボケ

最後に、大槻文彦氏も一関市出身です。

言海という国語辞典を編纂した方でした。思いがけず立派な人に触れることができました。

今日の日本の頭脳はこうした、方々によって、高められていたのですね。感動いたしました。

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