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韓国の旧正月、料理をを食べた後は・・・

2012年01月27日 | └ 韓国生活


今日は前回の記事の続きで、韓国の旧正月のお話です。
突然ですが、写真の紙袋は何かわかりますか?
実はこれ、韓国のお歳暮なんです。
韓国にもお歳暮とお中元があるんですよ。^^
でも、韓国のお歳暮は贈る相手が日本とは少し違います。
日本のお歳暮は親戚やお世話になっている取引先に贈るのが一般的ですよね。
韓国の場合は、親戚、取引先だけでなく、社員にもお歳暮を贈ります。
これは嬉しいですね。^^
社長は大変だろうけど。(笑)
贈るものはだいたい日本と同じような気がしますが、種類は日本より少ない気がします。
コーヒーセットとか贈られたいなぁ~なんて。^^ゞ









お歳暮をもらい、いざ旧正月になると、「民族大移動」と呼ばれる大移動が始まります。
これは、お盆や旧正月にソウルに住んでいる人が自分の故郷に帰るときのことを
言うんですが、まさに「大移動」です。

ソウル市の人口が約1,050万人。
韓国の人口が約4,800万人ですから、1/5以上の人がソウルに住んでいるわけで
その多くの人が故郷に帰ろうとするから、高速道路も飛行機も新幹線も大混雑します。

旧正月の間、ソウルの道路はガラガラ。
いつもこんなに空いているなら、車通勤も悪くないです。

          







大混雑を抜けて実家に着くと、女性はひたすら料理を作って
チェサ(祭祀)をする準備をします。
チェサがない家はだいたい、久しぶりに来る家族のために
親が料理を準備しておくことが多いようです。

それから、子供が大~好きなお年玉が韓国にもあるんですよ。
写真は私が作ったお年玉袋。
韓国のお年玉袋は特に決まったものがないので、真っ白い袋とか
銀行の袋にお金を入れて渡すのが一般的なんですが
それじゃつまらないから、毎年お年玉袋を作って義甥たちにあげています。
でも、韓国の場合はお年玉をただではもらうことができません。
チョル(절)という土下座のようなおじぎをしなければならないんです。
韓国では、このおじぎに深い意味があって、チョルをするだけで
大人はニコニコしながらお年玉をくれます。
最初はただのおじぎじゃんと思っていた私も毎年おじぎを
受けているうちに、だんだん感慨深くなってきました。
習慣とは不思議なものです。









チェサをして、お年玉をもらって、料理を食べて・・・
この後、韓国人夫婦の場合は、妻の実家に向かいます。
近ければ大して苦にならないかもしれませんが、遠いと大変ですよね。
義兄家族も、朝ご飯を一緒に食べて、お昼ぐらいになると
義兄の奥さんの実家に向かいます。
それを見るたびに主人が「お前が日本人で良かった」と言いますが
こっちは飛行機に乗って行かなければならないから、これはこれで大変ですよね。
義兄家族がいなくなった後、残された私たちは何を何をするかと言うと
コーヒーを飲んだり、果物を食べたりしながら、ひたすらテレビを見ます。^^;
他の家は何をするのかな~
おしゃべり好きな家だったら、ひらすらしゃべるだろうし
花札が好きな家ならひたすら花札をするだろうし
その家によって違うでしょうね。









こんな感じで韓国の短い旧正月は不満とストレスで終わります・・・って
そんなことはありませんが、でも実際、結構大変だと思います。
特にチェサをする家は、女性がたくさん仕事をしなければならないし
嫁と姑がぶつかったりするので、旧正月やお盆の後の離婚率が上がるんだとか。
おっ、恐ろしい~。
チェサをなくすわけにはいかないから、男性がもう少し女性に気を使ってくれると
大分変わってくるんでしょうが、まだまだイタリア人男性のようにはいかないようです。(笑)

韓国のお正月、いかがでしたか?
やっぱり日本のほうがいいや~って思われたかもしれませんね。
ストレス云々は抜きにしても、私は正月は日本の方が雰囲気があって好きです。
一年の始まりである大切なお正月。
韓国ももう少しお正月に力を入れてくれたらいいなぁ~。


          



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