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会った人、目にしたもの、思ったことなどを紹介します。

「ごんぎつね」と「注文の多い料理店」

2010-10-09 20:58:44 | オープンカレッジ、学習など

第2回愛知教育大学オープンカレッジが開かれた。

今回は、「国語教科書再読」のテーマで、国語の教科書に載っている「詩」や「物語」を読んだ。

青森県弘前市生まれの丹藤弘文(たんどうひろふみ)先生は、さすが都立高校の経験もあり、話が分かりやすく上手だった。

みなさんに「初恋」を思い出してほしい、と「島崎藤村」の「まだあげ初めし前髪の・・・」の「初恋」を最初に読んだ。

甘い雰囲気になった。

続いて、前田検事の「ものがたり」や「ストーリー」で決めてしまっていることにふれた。

事実の積み重ねではなく、ストーリーを最初から作って、それに合わせて証拠固めをしているのはいけないと批判した。

文学の歴史的なことも話され、「物語を批判することから近代文学が坪井逍遙の『小説神髄』や二葉亭四迷の『浮雲』などのリアリズム、人間の内面を描くようになった。」と言われた。

8時43分に印籠が出て事件が解決するのは安心するかもしれないが。

「ごんぎつね」は兵十につぐなったり、友だちになりたがったが、最後はそれを知らない兵十は、ごんぎつねをうってしまった。悲しい物語として知られている。

なぜ、ごんぎつねは兵十と友だちになりたがったのだろうか?

「母の不在」だと先生は考えている。

母のいないさびしさがごんぎつねの行動を規制したんだ。

先生の話を聞いて、じっくり「ごんぎつね」を読んだり、もう一度「新美南吉記念館」に行ってみたくなった。

最後に宮沢賢治の「中温の多い料理店」を読んだ。

奥が深く、言葉が多義的に使われていて、「食べられます」の意味が「受身」、「自発」、「尊敬」、「可能」があり、山猫が紳士を食べることも含まれている。

食べるつもりが食べられるかもしれない。反転になっている。

深く読むと面白いと思った。

宮沢賢治の父親は浄土真宗だが、賢治は日蓮宗だった。

自分で行ったことが自分にかえってくることが仏教的である。

 

 

 


日本語指導者養成講座 3

2010-10-09 19:08:04 | オープンカレッジ、学習など

青年の家で、午後1時から第3回「日本語指導者養人、成講座」が開かれた。

はじめに、豊橋市の教育相談員から、パワーポイントを使って、「豊橋市の外国人児童生徒の取り組み-連携と協働を中心に-」の話があった。

児童生徒の数は、2008年のトヨタショックをさかいに、減ってきているそうだ。

それでも、2010年9月現在、1134人いる。内訳、ブラジル 752人、フィリピン 135人、ペルー 110人、中国 34人。

今後の課題としては、①学力が伸び悩む子どもへの学習支援、②多言語化への対応、③義務教育期を過ぎた子どもへの支援、④保護者への支援、がある。

次に、神戸市の小学校からみえた先生が、「JSL児童のためのイラスト付きリライト教材の開発とそれを用いた授業実践」について話された。

まず、先生がこれまでやってきたことと地域との連携について話した。

そして、「リライト」について。教材は、「ごんぎつね」だった。

でも、ぼくは次の会のためにそこまでにした。


障害者と生産者の集い

2010-10-09 18:37:52 | ノンカテゴリー

みごとなコスモス畑がある。

かわいいコスモスの花とともに「障害者と生産者の集い」が開かれた。

心配された雨も、集いが実施されていた時は降ってなかった。

杉本さんという方がつくているコスモス畑。

昼にはとれたお米で、西の町の女性部の方たちが、おにぎりを作ってふるまわれるそうだ。

集いは、軽快な司会者のもとに楽しいハーモニカの演奏、クイズ、みんなで一緒に歌ったりした。

S&Aの防災ボランティアの方たちも、オレンジのユニホーム姿で、みなさんの命を守ってみえた。

くるみ会の人たちは、楽しいクイズや音楽、歌に反応し、笑ったり、楽しんでいた。

「だれの手?」のクイズの時は、真剣そのもの。

大きな声で身を乗り出して、「ゾウ!!」と言っている若者がいた。

ぼくの知っている人も何人もいて、楽しんでいる姿を見てうれしかった。

曲に会わせて、動物やどろぼうやおばけが出て来て、みんな体を揺すって一緒に動作をしていた。

雨のため、バイオリンやピアノがなかったが、ピアニカやその他のもので工夫されていた。

スマップの歌、秋の歌などがあったが、特に「ドラえもんの歌」の時は、みんなが声を合わせ大きな声で歌い、盛り上がっていた。

腹話術の「なっちゃん」もかわいかったよ。