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会った人、目にしたもの、思ったことなどを紹介します。

山下清のすべて 5

2010-08-16 05:34:44 | 山下清のすべて

8月14日(土)に地域の盆踊り大会があった。

その時、規模は小さいが花火も上がった。

毎年、地域の人たちが楽しみにしているものだ。

山下清の代表作に「長岡の花火」がある。

新潟県の花火を1950年(昭和25年)、28歳の時に貼絵にした。

「僕は花火が大好きですが それはまだ子供だからだという人があります 大人は もう花火をそんなに好かないものだが 子供は大好きだと聞いて 僕は 子供なのかもしれないと少し恥ずかしくなりました しかし 何といわれても花火はきれいなので 僕はこれからも夏になったら見物に行こうと思っています」

その日の夜中にテレビで、「2010夏 全国人気花火大会ベスト15」をやっていた。

「長岡の花火」が第2位に入っていた。

 

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山下清のすべて 4

2010-08-15 23:40:10 | 山下清のすべて

「俺は毎日汽車道を歩いているので 都合によってたまに道を歩く時もあるのです 俺がどうして汽車道ばかり歩いているかと言うと 駅と駅との間を歩くには 道を歩くと 初めての道だから 右へ曲がる道だの左へ曲がる道だの 突き当たる道だの 十字路の道があって どの道を通って行けばこの次の駅に行けるか分からないのです」

1940年、18歳の時、突然清は八幡学園を飛び出している。この放浪の旅は、1954年まで続いた。

清は戦争への恐怖感を人一倍抱いていた。

戦争=死というイメージは次第に強くなり、徴兵される恐怖感から放浪の旅に出たとも言われている。

8月15日、夜9時からNHKで「15歳の志願兵」があった。

旧制愛知一中で3~5年生約700人が海軍予科練への志願を表明する「総決起事件」が起きた実話をドラマ化にしたもの。

戦争のさなか、総決起集会で全員が志願するが。

周りの大きな流れに逆らえない。本音と建て前を使い分ける。そんな誰でももっていそうな考えが、重大な結果をもたらす。

死んでいった者もいた。

今、ぼくたちは、自分の考えで周りの流れに逆らえるだろうか?

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山下清のすべて 3

2010-08-12 22:30:07 | 山下清のすべて

昭和12年(1937年)早稲田大学で八幡学園の児童による小展覧会が開催され、清の作品は大きな注目を浴びた。

37-22=15 清15歳の時だった。

翌年には、清の作品を中心とした作品展が開催され、安井曽太郎など第一線て活躍する日本洋画の巨匠たちから絶大なる賞賛を得た。

清本人には、画家であるという意識は芽生えておらず、日課として貼絵を制作していた。

写真は、「農園」 貼絵 1937(昭和12)年 15歳

「僕は学園へ来てから 農園というものは初めてで 農園というものは何をやるのかと思ったら 畑の方をやることで 学園の農園は二つある 向うの方の農園と もう一つは運動場の隅っこの方にある農園で そこには鶏小屋が二つあって 毎日卵を二つ三つ産みました」

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山下清のすべて 2

2010-08-11 21:51:45 | 山下清のすべて

大正11年(1922年)山下清は、浅草に生まれた。3歳の時、重い消化不良にかかり3ヶ月後に完治するが、その後遺症から軽い言語障害と知的障害になってしまう。

清は、小学校でいじめを経験したせいか、初期の作品に人間不信からか人物は登場していない。

八幡学園に馴染んだころから、彼の作品は昆虫から学園での出来事、友だちとの体験をもとにした作品が増えてくる。

瓦美術館で撮った写真は、ペン画だが、制作年不詳だった。

 

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山下清のすべて 1

2010-08-10 22:40:39 | 山下清のすべて

午後3時ごろ、高浜市瓦美術館で行われる「山下清のすべて」を見るために、車を走らせていたら、左側に荷物列車が走っていた。

線路があるのは知っていたが、走っているのを見るのは初めてだった。

列車の方が速かった。

瓦美術館が見えた時には、もういなかった。

「山下清」はルンペンの時には、線路を歩いていたそうだ。

それには、わけがあった。

瓦美術館の中で、その答えを探そう。

「山下清のすべて」の大きなポスターが瓦美術館に貼ってあった。

 

さあ、美術館の中に入って「山下清のすべて」を800円で見ちゃおう!

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