ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

1月31日(木) 「この生命誰のもの」

2013-08-13 18:55:21 | 劇団四季
ある方からチケットをいただいたので、自由劇場で「この生命誰のもの」を観て来た。

仕事のあとダッシュで浜松町へ駆けつけ、夫と合流。

大好きな味方さんの、素晴らしい芝居が堪能できる作品だ。

最後に観たのは2007年9月28日。
(このブログに感想があった)

生まれて初めての長い入院や手術を経験するより前の観劇だ。

しかし、入院手術を経験し、さらに病院に勤めるようになった今観ると、またずいぶん印象が違う。

2012年の9月5日に受けた院内研修で、病院側の医療弁護士さんの話が印象深かったことを思い出した。

以下、一部引用。

《医療弁護士(病院側)の宮澤潤さんのお話が、とても興味深かった。

特に終末期医療の話。

「人工呼吸器をはずしてください」
という家族からの要望があった場合、それは日本の現時点での法律では「殺人」になるのだそうだ。

IVHなども経済的負担が大きいので、点滴だけにしてほしいと要求されても、それを実行したら「殺人」だって。

要するに生かしておく手段があるのに、それをあえて選択しないで寿命を縮めるのは「殺人」なのだそうです。》

早田健(味方さん)は、

「僕は死にたいわけではない。生きていたいわけでもない。尊厳を保ちたいのだ」

と言う。

医療弁護士の説によれば、この舞台は成立しなくなってしまうが、まあ、原作者が日本人ではないからね。(ブライアン・クラーク作)

まさしく

「この生命誰のもの」

なわけだが、本当は早田健本人の所有物でもない。
宇宙の一部なんだよね。

ああ、話が逸れた。

以前は都筑香弥子さんがやっていた北原先生を、今日は野村玲子さんがやっていた。

得した。
やっぱり芝居はうまいし、ダントツにきれいだ。

早田は、もう味方さん以外の人では観たくないぐらいいい。

夫は今日は前回よりひどく泣いていた。

早田に感情移入したのだそうだ。

私は、なんと知的で魅力的な患者だろうと思って観ていた。

坂本里咲さんが来ていたよ。

あと、びっくりしたのがトイレで、某科の秘書さんとバッタリ遭遇したこと。

休憩時間に話をしたが、私と同じぐらいかなり昔から四季のファンだそうで、どんな話でも通じる。

「病院では隠している私の裏の顔です」だって。

ダンサーさんのファンだと言うので、
「松島勇気さん?」と聞くと、
「どうしてわかったの!?」
だって。

話をしていたらわかりました。

意外な共通点があった秘書さん、ご縁がある人なのかもしれない。

楽しませていただきました。
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