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心の栄養♪映画と英語のジョーク

日々観た映画のレビューと英語のジョーク♪心の栄養いっぱいとってKeep smiling♡

「わたしのグランパ」

2009-12-12 | 映画「ら・わ」行
中学一年の珠子(石原さとみ)は五代家の一人娘。今日は祖父・謙三(菅原文太)が
刑務所を出所13年ぶりに帰ってくる。やがて街に姿を現わした謙三をまるで長い旅から
戻ってきたかのように、地元の商店街の人たちが暖かく迎える。謙三の存在は様々に
影響を与えた。珠子へのいじめはなくなり、不良グループ による校内暴力も収まる。
また、珠子の両親のギクシャクした関係も改善されていく。そんな中、謙三の社会復帰と
時を同じくして珠子の家の前をヤクザがうろつくようになる。それは13年前の事件と関係していた・・。


冒頭、珠子が屋根の上で囹圄(れいぎょ)・・という言葉を辞書で
ひいてるんですが、そこで初めて、私も珠子同様、この言葉の意味を知りました。
それに私の場合、この言葉を聞いたことがなかった(^_^;) 
囹圄=囚人を捕らえて閉じ込めておくところ。牢屋。獄舎。
ということは、今風に言えば刑務所なわけですよね。
そこから珠子のおじいちゃん、後にグランパと呼ぶ謙三が帰ってくる
ところから始まりました。

そんなおじいちゃんと顔を合わせたくないと、帰ってくる直前に家を出て行く
珠子のグランマ(波乃久里子)。一体どんなおじいちゃん?って珠子も
思ってたし、見てる私も思ったんですが、帰ってきて、うん、こういう人
だったのね、納得。任侠の世界にいてもおかしくないような出で立ち、
立ち振る舞い。この文太さん演じるグランパを見ていて、「グラン・トリノ」の
ウォルトを思い出しました。

ウォルト同様、今時いない親父(爺さん?!)。悪いことは悪い、
注意すべきは他人の子でもしっかり注意する。そして正義感に溢れる人。
ウォルトと違ってたところは、みんなに慕われていて、友達がたくさん(?)
いるところかな。でも、芯に流れてるものは一緒かな~と思いました。
悪ガキを注意してくれるところはスッキリしたし、グランパ・謙三の
とってくれた行動で、いじめっ子から脱却する女子、その他諸々、
グランパは珠子や珠子の友達にいろいろ良い影響を与えていくんですよね。
そして結局は家族にも。

でも、迷惑もするわけです。事なかれ主義でいった方が、摩擦も少ないし、
平穏無事なことは確かなわけで、珠子のお母さんが、おじいちゃんがいると・・と
不平を言うのもわかるなぁという部分もありました。
ちょっと都合良すぎな設定とか、気になるところもあったんですが
(ワンシーン、これは一体どういう意味が??と全く分らなかったところあり)、
こういう義理人情の世界も良いもんだわ~、と思いました。

で、やはりこういう義理人情、任侠の世界に通じるお話となれば、
文太さんですかね~^^かっこよかったです!それに、私の大好きな
浅野忠信も一緒になって、そりゃもう素敵~!ってところを見せてもらいました。
特に浅野さんが銃を構えるシーンがあるんですが、そこではあまりの素敵さに
またしてもくら~~っと来ちゃいました♪

全体的にわかりやすかったし、こういうストーリー好きなんですが、
上記もしたように、ワンシーンとってもファンタジーな世界があり、
あれは一体??と訳が分らなかったんですよね。筒井康隆原作なので、
こういうのもありか?とは思いますが、この映画に無理に入れる必要が
あったのかな~?あそこだけ浮いてる感じがしちゃって、どうもねぇ~・・・。
あれがなかったら、もっとスッキリ、良い感じで見終われたのになぁ。
まぁ全体的にファンタジーな感じもあったし、現実離れしてる話ではあるので、
気にしなきゃ良かったかな(^^ゞ 原作はどうなんだろう?ってちょっと
気になってます。

でも、全体に流れるこのあったかな雰囲気、ストレートな展開、
心地良かったです。それになんといっても菅原文太の良さがバッチリ
出ていました。できれば素敵な浅野さんの出番がもうちょっと欲しかったな・・
と思いましたが、それはというのは贅沢ですね(^^ゞ

個人的お気に入り度3/5

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