「忘れられない人」

恋愛運に見放されたかのようにフラれ続け、あげくに男たちに乱暴されかかったキャロライン
(マリサ・トメイ)。彼女を救ったのは同じダイナーで働く孤児院育ちの寡黙な青年、アダム
（クリスチャン・スレイター）だった。以前からずっと彼女を見つめてきたアダムの一途な
思いに触れ、二人は急速に恋に落ちていく。だが彼は重い心臓病を患っていて・・。


この映画、1993年の映画で、見たことあるかも・・と思ってたんですが、
さっぱり思い出せないし、なかなか良いらしいし、やっぱり見てみなくっちゃ、
と見たんですが、良かった～!　やはり見てなかったです(^_^;)

突っ込みどころもあるし、ベタなラブストーリーだったりしたんですが、
クリスチャン・スレイターがめっちゃかっこいいわけですよ～(*^^)v　
勿論マリサ・トメイも凄く良かった♪　陳腐と言えば陳腐な展開なんですが、
クリスチャン・スレイター演じるこのアダムには、乙女心というか、
母性本能がめっちゃくすぐられる設定。

アダムはあまりしゃべらない(最初はちょっとなにか障害が？と思ったくらい)、
温和しいけど、人知れず同じ職場で働くキャロラインのことを思い続けている。
その思いたるや、静かだけど、と～～～っても深いんですよね～。
こんな風に思われたら、どんなに幸せか。
このあたりで、すでに胸キュンキュンでした＾＾
一つ間違えば完全にストーカーなんですが、そこは映画の中の世界。
バッチリ乙女心を掴んでくれました。

キャロラインは男運がない。付き合う男に次々とふられてるらしい・・と
冒頭からわかるんですが、こんなキュートな女性をふるかなぁ～・・という
疑問もさておき(^^ゞ　結局はこのアダムを深く愛することができて、
これまで何でも中途半端だった自分と決別できる。
彼女の成長物語でもありました。でも、そこのところは何だかねぇ～・・と
いうくらいベタだったし、白けて見てしまえば白けるんでしょうが、
もうこの物語にどっぷりすっかり浸かってた私は、ラストはしっかり
ウルウルしてました。

ラストも、途中からすっかりわかっちゃう展開なんですが
（でも、その予想、外れてくれ！と強く思ったんですが、外れませんでしたわ）
わかっちゃいたけど涙が・・でした。こういうベタだけど純愛ものみたいなのに、
やっぱり女って弱いのかも(^_^;)　最近すっかりラブストーリーには感動も
少なくなり、ラブコメに至っては、笑えなければ感動もせず・・という
状態だったのに、これは何故か琴線を刺激されたようです(^^ゞ

クリスチャン・スレイター、こんな役もやってたんですねぇ。
長髪だったし（ここ、わたし的にはポイント高い＾＾）寂しそうで優しい表情に
くすぐられました。クリスチャン・スレイターを、こういう意味で素敵！と
思った事なんてなかったので、自分でも意外でビックリしてます。
無口なくせに、そして友達らしい友達もいないのに、あんな上手い台詞を
彼女に言っちゃうなんて、反則だわ～(^^ゞ　
こっちまでメロメロになっちゃいました。

そしてマリサ・トメイも良い！元々好きな女優さんなので、冒頭彼女が大急ぎで
デートに行く準備をしてるバタバタな様子からして、良いわ～～～でした♪
で、彼女を見て、今と同じじゃん・・と思ってしまった。
すでに17年くらい前の映画なのに今と変らない・・。
ということは、老けない、ずっと若いままでいる・・ということですよね。
凄いわ～。彼女には素朴な温かさが感じられて、ほんと好きなんですよね～。

突っ込みどころに突っ込んで見続けちゃうと、多分白けるタイプの映画
なんだろうと思いますが、私はすっかこの映画が気に入っちゃいました♪
でも、どうせベタなら、あり得えん！と思えても、ラストを変えて
欲しかったけど、ああじゃなきゃこの映画も成り立たなかったしなぁ(^_^;)　

それぞれの家にわんちゃんと猫がいるんですが、その使い方も良かったです。

誠実な思いはちゃんと伝わるし、人の心を動かすものなんだってことを
改めて感じさせてもらいました。
やっぱこういうストレートな純愛物語は良いわ～。
個人的お気に入り度4/5

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