心の栄養♪映画と英語のジョーク

日々観た映画のレビューと英語のジョーク♪心の栄養いっぱいとってKeep smiling♡

「ワルキューレ」

2009-08-15 | 映画「ら・わ」行
第二次大戦下、劣勢に立たされ始めたドイツ。アフリカ戦線で左目を失うなど
瀕死の重傷を負いながら奇跡の生還を果たしたシュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)。
純粋に祖国を愛するが故にヒトラー独裁政権へ反感を抱いていた彼は、やがて軍内部で
秘密裏に活動しているレジスタンスメンバーたちの会合に参加する。そんなある日、
自宅でワーグナーの<ワルキューレの騎行>を耳にしたシュタウフェンベルクは、ある計画を
思いつく。それは、国内の捕虜や奴隷がクーデターを反乱を起こした際に予備軍によって
鎮圧する“ワルキューレ作戦”を利用し、ヒトラー暗殺後に政権及び国内を掌握するというものだった・・。



これほどまでに大がかりなヒトラー暗殺のクーデターが実行されていたんだなぁ~・・と
この映画を見て改めて知りました。言葉だけでは知っていた暗殺計画の
数々ですが、結局どれも成功してないわけだし、これも成功してないって
わかってて見るんだよなぁ、とそのあたり大丈夫かな?と思ったんですが、
なるほど・・と思う部分もたくさんあったし、結果の最後の最後はわかってても、
ちゃんとハラハラドキドキ見ることが出来ました。

でも、一番自分的に緊迫した気持ちだったのが、冒頭の暗殺計画の部分。
まだワルキューレ計画が始まる前にも、こうやって軍隊の中にヒトラーの暗殺を
企てていた人がいたんだなぁって知ることが出来たし、それが少将だったので、
こんな風に上層部の人は暗殺をしようとしてたんだ!って、ドキドキしながら
見ました。この暗殺だって成功はしてないのはわかりきってるわけだけど、
少将がどうなるのか?どういう風に収拾がつくのか?と興味深く見ました。
それにその少将役が、私の好きなケネス・ブラナーだったし^^

ワルキューレ計画自体は、大まかなところをざっと見せてもらったという感じで、
ちょっと物足りなさもありましたが、作戦発動、そして共に準備した人たちが
一気に動き出すところあたりの高揚感は良かったです。成功したと信じ、
皆がシュタウフェンベルク大佐に従うあたりも、なかなか良い感じでした。
でも、全体的には思ってたよりも淡々と・・でしたかね~。

真面目に作ってあるなと感じましたし、必要以上の演出を控えたんだろうとは
思いました。でも、登場人物の心の葛藤が今ひとつ良く伝わって来なかったのと、
ヒトラーの悪行はもうみんな知ってはいるものの、これでもか、って感じで
この映画内でも見せてもらいたかったです。そしたらもっと彼らの行動も心情も、
説得力のあるリアルなものとして、伝わってくる力がぐぐっと増えたかも。

トム・クルーズのこういう制服姿は似合うなぁと思ったし、
脇を固めてた人たちの演技がみんな上手くて、魅せてくれました。
ケネス・ブラナーにビル・ナイ、良いわ~~~、でした。
ビル・ナイのあの目つきとか、ちょっとした顔の変化が、ほんと上手。

全編英語だったですが、ドイツ語だったらまた違った雰囲気にも
なったかなぁ~・・とチラッと思いましたが、妙にドイツ語アクセントつけた、
変な英語を話すよりもずっと良かったです。

歴史に“たられば”は無用でしょうが、もしも・・ということを
いろいろ考えちゃいました。あの時こうだったら、ああだったら・・と。

実話ベースの物語。私は好きなんですが、それは、こういうことがあったんだと
教えてくれる部分があり、さらにその事実の中に潜んでいた、”真実の物語”が
見えてくる・・というところが好きなんですよね。この映画には、
そういう部分が少なかったのがちょっと残念でした。

個人的お気に入り度3/5

ワルキューレ プレミアム・エディション [DVD]

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (小米花)
2009-08-15 23:43:30
こんばんは~。
暑いですね・・・。

我が家のあたりでは、蝉が日夜鳴いています。
夜も止まない蝉時雨、昔は夜は鳴いてなかったように思いますが・・・。
クマゼミの声も聞くようになりました。
アルプスの方はどんな感じなのですか~?

で、この映画、事実というのが興味深いところでした。
暗殺計画が、あんなに組織的に行われていたのが意外でした。
そこのあたり、どのくらい事実なのかなって思うのですが。
トムは本当にキリリとしてましたね~。
返信する
小米花さんへ♪ (メル)
2009-08-16 08:13:49
こんにちは~☆^^

ほんと、暑いですねぇ。
でも、こちら、日中はそれなりに暑いですが、夜はここんとこ寒いくらいです。
一昨日かな?夜、窓を開けていたら、寒くてたまらなくなって、全部締め、さらに長袖出してきて、しばらく着ていました。

でも、確かに蝉が鳴く・・。
それも夜も・・。
おかしいですよねぇ~!
蝉って昼間しか鳴かないと思ってましたもん。
今年はまだ聞きませんが、ツクツクボウシは信州にはいないのか?とずっと思ってたくらい、鳴き声を聞かなかったんですが、近年聞くんですよ~。
自然も、生き物の形態も変わりつつあるのかなぁ~・・・とちょっと心配だったりします。

で、この映画ですが^^
ほんと、これが事実だったんですもんね。
とても興味深くいろいろ見ることができました。

>暗殺計画が、あんなに組織的に行われていたのが意外でした。

そうなんですよね~!
暗殺計画があったとしても、もっと規模の小さいものだと思ってたんですが、全てを動かし、あんな風に・・。
やはり彼らの失敗は、今で言うところのメディアを仲間にしっかり入れておかなかったところかなぁ、なんて思ったりもしましたし、もしもああだったら、もしもそうじゃなかったら・・なんていろいろ考えさせられたりもしました。

トム、この映画ではかっこよかったです^^
制服姿が似合いますよね♪
ほんと、キリリとしてましたわ(*^^)v
返信する
Unknown ()
2009-08-16 18:47:22
こんにちは。
私もこの作品を見ました。
個人的には、英語よりもドイツ語がよかったです。
また、同じく、真実の中に潜んでいる・・・ というものがなかったのは残念でした。
でも、満足できる内容でしたよ。

ところで、おねがいがあるのですが、相互リンクをお願いできませんでしょうか。
勝手に、私のほうからはリンクを貼っていますので、駄目な場合は、ご連絡をいただければと思います。
是非、よろしくお願いします。
返信する
結果より過程 (メビウス)
2009-08-16 19:23:02
メルさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

史実でのヒトラーの結末を知ってるだけに、本作のクーデターの結果も分かりきってはいるんですが、その結果に到るまでの過程がとても緊張感に溢れていたのが良かったですよね。
でも作品の良し悪し云々より、こういう出来事っておそらく今の歴史の教科書などでも詳しく載せていないと思いますから、映画を通じてこういう人達がいたんですよというのを学ぶ上では、自分も見応えがあったと思いました。

それにラストでシュタウフェンベルクの家族が無事だったというのも、ある意味救いだった気がしますね。
返信する
亮さんへ♪ (メル)
2009-08-17 07:27:40
亮さん、こんにちは~☆^^

そうですよね、出来ればドイツ語の方が良かったですよね。
多分、かなり雰囲気も伝わってくる感じも違ったのでは・・と思います。
ドイツ語全然わからない私ですけど(^_^;)

亮さんも、真実の中に潜んでるなにか・・がなかったと感じられたんですね。
私も良くできた映画だとは思いましたが、そのあたり、もうちょっと何かが欲しかったです。

リンク、嬉しいです!!!
ありがとうございますm(__)m
私の方も亮さんのブログ、リンクさせていただきますね~。
改めまして、これからもまたどうぞよろしくお願い致します♪
返信する
メビウスさんへ♪ (メル)
2009-08-17 07:57:44
メビウスさん、こんにちは~♪^^

こちらこそTB、それにコメントもいただいて、どうもありがとうございます♪

そうそう、この結末は誰しも知ってるんですが、どうしてそうなったのか、どういう人がどんな風にこういう事をやったのか、というところがよく分かりましたし、その緊迫感たるや、凄かったですよね。

メビウスさんが仰ってるように、こういう映画を見て、そうだったんだ、そういう史実もあったんだ、ということを知ると言うことはとても大切だと思うし、見て良かったと思います。

>シュタウフェンベルクの家族が無事だったというのも、ある意味救いだった気がしますね。

そう!
私も、あのテロップ?を読んで、あ~~よかった~!!!!とつくづく思いました。
奥さん子供も、みんな処刑されてしまっていたら・・・とドキドキもんでしたから。
まだそのあたり、情けがあったということでしょうか。
救われました。
返信する