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心の栄養♪映画と英語のジョーク

日々観た映画のレビューと英語のジョーク♪心の栄養いっぱいとってKeep smiling♡

「しあわせな孤独」

2006-06-03 | 映画「さ」行
しあわせな孤独

メディアファクトリー

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女性コックのセシリ(ソニア・リクター)と博士号取得を目指す大学生
ヨアヒム(ニコライ・リー・カース)のカップルは、結婚を間近に控えていた。
だがある日、セシリの目の前でヨアヒムが交通事故に見舞われる。
そして、彼は病院で一命を取り留めるが全身不随になってしまう。
ヨアヒムを轢いたのは、この病院の医師ニルス(マッツ・ミケルセン)の妻
マリー(パプリカ・スティーン)だった。事故以来、絶望感から心を閉ざし、
セシリまで受け入れなくなるヨアヒム。傷つき打ちひしがれるセシリ。
そんな彼女の支えになろうとニルスは優しく接するのだったが・・・。

結婚直前だったのに 恋人が首から下が不随になってしまって
戸惑い、悲しみ、そしてその恋人にまで冷たくあしらわれ
どうしていいのかわからない、と言うセシリの気持ちはすごく
よくわかりましたし その寂しさを誰かに埋めてもらいたいと
思った気持ちもよ~くわかりますが、それでもやはりその事故の
加害者のご主人にそれを求めるというのは、自分だったらありえないだろうと
思いました。あと、ご主人に浮気された奥さんの気持ちはわかりますが、
彼女が事故を起こし、相手はそんな重症なのに お見舞いにも行かないし 
事故の後 まだ日にちが経ってないのに笑って過ごせるという気持ちは
理解できませんでした。

この映画に出て来る人たち それぞれある意味みんな自分勝手なのかも・・・
という気が・・・。でも、人間って、こんなもんなのかも・・・。
その他いろんな場面で、かなりリアルな展開の映画だったので、
いろいろ考えさせられてしまいました。

わからない感情があるにもかかわらず、それぞれの人たちの気持ちが
全然わからないかと言うと、そうではなくて わかるなぁ~・・という
部分も多々あり、人生に思いがけない事が起こると、人ってすごく
無力なんだなと思いました。
この映画に出てくるそれぞれの人たちが、人生の途中で起きた思いがけない
出来事に戸惑い、苦しみ、なんとか受け止めて生きて行こうとする姿は
多くのことを示唆してくれました。
とにもかくにも余韻の残る良い作品でした。

この映画で一番良かったと思ったのが音楽。こんなに素晴らしい女性歌手が
いたなんてこの映画を観るまで知りませんでした。アングンというシンガー。
今でも彼女の歌声と歌詞が頭から離れません。乾いた歌声と歌の内容は 
孤独に思いっきり浸って これから来るかもしれない幸せを感じられるような
気がしました。また買いたいCDが増えちゃいました。
彼女の歌声のお陰で いまだに映画の余韻に浸っていられる気がします。


個人的お気に入り度3.5/5


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10 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんにちわ、はじめまして? (natumegu)
2006-06-03 14:47:30
こんにちわ、メルさん、nakkoさんのところから飛んできました!そうしたら自分のブログに来たのかと一瞬あれっと思ったんです。同じテンプレートだったので☆

今日の記事と関係なく書いちゃってすみません、映画と英語のジョーク楽しいですね!下のalligator poolのジョーク、なんとか英語で楽しめました(つもり・・)また寄らせていただきます。よろしくお願いします♪
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natumeguさんへ♪ (メル)
2006-06-04 08:56:52
わぁ~~~~♪natumeguさん、ありがとうございます~~~~♪

いつもnakkoさんのところでコメント読ませて頂いておきながら、natumeguさんがgooブログをお使いになってるなんて、全然知らず・・(^^;;)

先ほどnatumeguさんのブログにもお邪魔させていただきました♪ ほんと、一瞬 んっ??ですね(^ー^* )フフ♪私もビックリしました~

素敵なぶろぐですね~(^▽^)V

私もこれからちょくちょく遊びに行かせて頂きます♪

どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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Unknown (プルー)
2006-06-04 23:11:00
チェック漏れで全く知らない作品です、が、気になる。早く見たいと思いました。加害者の相手と、って何だか四月の雪? 何かあると人は無力かも…でも私は大切なものをいつでも信じていける人になりたいな、なんて。  ところでメルさん確か魚と寝る女、御覧になってましたよね。今でもあんな浮き家があるのかしら、と書かれてたと記憶してます。私、ケータイからなので、遡って見るのが難しくて。先日やっと見たんです。キムギドクもの、かなり好きなんだけど、これには参りました。圧倒されました。春夏秋冬でも浮き寺がありましたね。一般社会とかけ離れている象徴でしょうか。話が逸れてごめんなさいね
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ブルーさんへ♪ (メル)
2006-06-05 00:10:06
これ、ブルーさんだったらお好きかも・・と思います♪

あ、そうですね~、4月の雪とも共通する部分があります!全然思い浮かばなかった(^^;;)

ほんとに人間って思いもよらないことが起こると、すごく無力・・。そういうときにこそ、その人の本質が出たりするかもなぁ~・・などと思いました。



魚と寝る女、はいはい、以前記事にしました♪覚えてくださってて嬉しいです(^▽^)V 浮き家のことも確かに書いてます。キム・ギドク監督ってすごいですよね~。春夏秋冬を未見なのでその浮き寺を見てないんですが、そうですか、ああいったものは一般社会との隔絶を表す象徴なのかも・・・ですね。良い話をどうもありがとうございます♪^^
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Unknown (Cartouche)
2006-06-10 19:18:36
これ私はかなり好きな映画です。最初の事故のところはやたらリアリティがあって怖かったです。そしてそれぞれに辛い立場で、重い映画でしたね。  ところで、なんかガラリとイメチェン。爽やかでいいですね~
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Cartoucheさんへ♪ (メル)
2006-06-11 08:52:44
そうですか、Cartoucheさんもお好きな映画だったんですね♪すいません記事を読み逃してました(^^;;)

そうそう、ほんとに最初の事故のところは

本当に事故、って感じでリアルでしたよね。

あの音とか いまだに耳に残ってます。

交通事故に限らず あんな風に突然思いがけない

悲しいことが起こると 人ってやっぱりオタオタしちゃうし、受け入れるのに時間がかかりますよね。



イメチェンお褒め頂いてどうもありがとうございます♪^^

次はこのテンプレートと決めてたので、ちゃっちゃと?済ませてしまいました(^^ゞ
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マッツ・ミケルセン、素敵でした~ (はるはる)
2008-01-30 00:44:18
以前観た「アフター・ウエディング」の監督さん&マッツ・ミケルセン出演作、ということで観ました。
彼の見事な胸毛にちょっとびっくり!でしたが、メガネがお似合いで素敵だったし、恋しちゃったよ~と苦悩するシーンもよかったなぁ。
メルさんのご指摘を読むまで気付かなかったけど「警察でも、責任はないと言われた」からか、飛び出したヨアヒムに責任がある、という周囲の理解だからか、確かにあまり加害者って感じじゃなかったですね。
マッツ・ミケルセンが彼女と‥‥しちゃうのも、あんな可愛い彼女だったら、その気がなくてもその気になっちゃうよなぁ、という勢いだったけど、後から本気になっちゃって‥というのも、理解できないけどあり得るかも、というストーリーでしたね。あの後、マッツ・ミケルセンは奥さんの元に戻るのかなぁ‥。妻の立場としては「全部許すから、帰ってこい」ですかね(笑)。
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はるはるさんへ♪ (メル)
2008-01-30 09:28:22
「アフター・ウェディング」!見たいです~!
今ちょっとはるはるさんの記事を読み返させてもらったんですが、もうひとつだったのかな?!(^^;;)
でも、すごく見たいと思ってる映画です~♪
DVDにはまだなってない?ようなので、首を長くして待つことにします。

マッツ・ミケルセン、なかなか素敵な俳優さんですよね。
この映画の前に「キング・アーサー」で見てたはず?なんですが、あまり記憶になく(^^;;)
この映画とこの前のカジノロワイヤルで
ほぉ~、と思った方です(^^ゞ

そうそう、彼が彼女とああなっちゃうのはどうかとおもったけど(^^;;) ありえるかな、と思ったり。
据え膳ですからね~(笑)
どんどん本気になっちゃう彼に、あ~ぁと
思ったけど、あの後どうなるんでしょうね~・・・
ほんと、奥さんの立場だったら、許す!だから帰ってこい!ですかね(笑)

この映画、確かGyaOで、パソの画面で、見たので
どうも自分の中でしっかり見た感じがしてないので
見た直後はちゃんとDVDで見直したいな、と
思ったのに、結局見ないまま今日に至る・・です(^^;;)
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こんばんは! (なな)
2008-04-27 23:01:43
これ,不思議な映画でした。
登場人物全員に,少しずつ共感できるというか・・・
場面によって,共感できる相手が変わるんですよ,私の場合。
それぞれを確かに「自分勝手やな~」と思う瞬間もあるのですが
「すごくわかる!仕方ないよね~」と思える瞬間もそれぞれに訪れるというか・・・
不慮の不幸に見舞われたときの人間の反応,というか本質をよく描いてて
ある意味,すごく痛い作品ですね。
でもやっぱり切なかった・・・。
マッツ・ミケルセン,キング・アーサーでは鷹を連れた寡黙なトリスタンの役でした。素敵だった・・・。
でも,カジノロワイヤルのあの方も彼だったとは!
そしてこのニルス役・・・!すごいカメレオンですね,この方。
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ななさんへ♪ (メル)
2008-04-28 08:48:36
ほんと、登場人物のそれぞれに少しづつ共感できる部分がありましたよね~。
違うでしょ、って思うところもあったけど。
ななさんが書いてくださってるように、場面場面で
その感情が変わったりしました、私も。

>不慮の不幸に見舞われたときの人間の反応,というか本質をよく描いててある意味,すごく痛い作品ですね
ほんとそうでしたね~。
突然こんなことになった場合、人間はどうなるのか
どうするのか、どういう心の動きでどう行動するのか、ってことをこれもありえる、と見てるこちらに
思わせてくれるすごい映画だったと思います。
切なく、痛い映画でしたね~・・・。

そうそう!マッツ・ミケルセンてトリスタンの
役だったんですよね~!
すっかり忘れてました(^^;;)
素敵ですよね♪^^
カジノ・・のとき、そしてこれ、と、本当に
おっしゃる通りカメレオンですね~!
かなりすごい役者さんだわ、と思います。

TB&コメント、どうもありがとうございました~
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