人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

思い出の映画・・・・ベスト5

2007-09-03 | 趣味生活
映画といえば、20代の前半頃に名画座を渡り歩いて見たのが一番印象に残っている。
 あれから数十年はほとんど映画館に行くこともなくなり、もっぱらテレビの衛星映画劇場を楽しんだくらい。
 現在はあまり古い映画を放映されることもなくなったようだ。淀川長治さんが亡くなってからかしら?いい解説者がいないと、映画もやらないのかな?そういえばテレビでの映画放映はほとんどなくなってしまった。

私の映画ベスト5
1.「道」 フェデリコ・フェリーニ監督
  出演:アンソニー・クイン、ジュリエッタ・マシーナ
 心に残る名場面がたくさん。ニーノ・ロータの音楽が涙をさそう。
 旅回り一座の「キ印」と呼ばれている青年の台詞「たとえここに転がっている石ころでも、それなりの意味があり、存在の価値があるんだよ」に力づけられるジェルソミーナ。
 別れの場面で、唇をかみしめ手をグーにしてキュッキュッとふるしぐさ、かわいかった。
 あ~~、もう一度劇場で見たい。

2.太陽がいっぱい  ルネ・クレマン監督
  出演:アラン・ドロン、マリー・ラフォレ
  アロン・ドロンが美形ながらもこわい役どころ。金持ちの友人に成りすましてしまうところなど、したたかだ。
  最後のどんでん返しが印象的。
  映像がすべてを語る名場面。
  これまたニーノ・ロータの旋律が美しい。

3.ゴッド・ファーザー フランシス・コッポラ監督
  出演:マーロン・ブランド 、アル・パチーノ他 豪華キャスト。
 マフィアの抗争が表舞台だが、移民一家の物語としてアメリカ社会の歴史的な一面も表現されて、深くて大きなテーマである。
 こわい場面は目を覆いながらも、自分には強烈な印象となって残る。Part3まで見たが、やはり第1作のインパクトが強い。
 マイケル役アル・パチーノの出世作。
 これも音楽はニーノ・ロータ。  

4.狼たちの午後  シドニー・ルメット監督
  アル・パチーノ、ジョン・カザール。ほとんどがこの二人の舞台。
  銀行強盗に入り、警察との緊迫した応酬がリアルタイムで繰り広げられる。ジョン・カザールも不思議な魅力があった。ゴッドファーザーでアル・パチーノ役するマイケルの気の弱いお兄さんを演じた。
 二人の緊迫した演技がすばらしい。
 
 このような演出もあるんだな。
 銀行強盗といえば、「明日に向かって撃て」という映画もあった。

5.ビルマの竪琴
  子供心にせつなく、戦争のむごさを心に刻む。
  竪琴による「埴生の宿」のメロディーが物悲しい。
  オウムが覚えた「オーイ、ミズシマ、イッショニ、ニッポンニカエロウ」という言葉。
  「アア、ヤッパリ、ジブンハ、カエルワケニハ、イカナイ」とオウムに覚えさせた。
  なんで帰らないのだろう。戦争が終わったというのに・・・と、子供時代の私は解せなかった。
  もちろん私が見たのは、主演中井貴一ではなく、安井章二の方。  
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