2012年、リーダニエルズ監督。
Zエフロン(ジャック役、かつて水泳選手)
Nキッドマン(シャーロット、囚人に手紙を出し励ます役、売春婦?
見事なエアーSEX披露)
Mマコノヒー(ウォード、新聞記者)Jキューザック(ヒラリー、囚人)
アニタ(黒人乳母、家政婦)ヤードリー(ウォードの相棒記者)
Sグレン(WW役、ジャック、ウォードの父)
公開時、好きだった映画、久しぶりに放映された。
全編明るいシーンでも切なく哀しく、フロリダのべったりした熱気湿気、
沼、樹々の間の物語。
キッドマン、マコノヒー、ともにあまり好きでない俳優、適役だった。
ザックがとてもいい、演技してないような感じが。
キッドマンと屋外シャワーダンスシーン、心は寂しげでもあるが~
9年後再見、とくに30分後辺りから、同じように面白かった。
母の指輪がポイントグッズ。
ベストセラー、ピート・デクスター原作を読んだ記憶、探したが見つからない。
評はかなり高め、全くダメ、分かれていた。佳作、グロさもあるので好みもある。
青春、父母息子、新聞記者、人種差別、などいろいろ考えさせられる。
この映画では、どちらかというと、ラストは黒人がましな生活への感じがみられた。監督の意図?
69年フロリダ州モート郡、現在20歳のジャック、兄ウォードはここで育つ。
母はジャックが5歳の時家をでた。ウォードは高校生時。
映画はアニタの回想から始まる。ヒラリーが殺した保安官は、黒人を多数殺したが
白人たちは、彼の像を建てた。アニタは悪徳保安官殺害から・・過去の語りへ、
ウォード一家の様子、事件などをかたっていく。
父は女を次々かえる。そんな父子家庭、ウォードはマイアミタイムズ記者になった。
黒人アニタが兄弟を育て、父はモート新聞を経営、新しい女と住んでいる。
ある日、ウォードが、ヤードリーと戻る。
地元囚人ヒラリーは、はめられ無実かもしれない、調べたい、
人種に関する記事を書こうと地元で調査を始める。ジャックも手伝う。
ジャックはいまだに5歳で去った母が忘れられない。
女性に対し奥手だが、囚人に手紙を書いているシャーロットに一目で恋をする。
年上のあばずれ、ジャックは何もできないが、後半、1回だけ誘われてベッドへ、
シャーロットはヒラリーが釈放されると、沼地で一緒に住む。
フロリダの沼地!野生ワニが泳ぐ。捕獲し皮をはぎ内臓を獲るシーンはグロテスク、
それらを売り生活をしているのだろう。
常にしめった家、小屋。トランプの別荘があるフロリダの地域格差を感じた。
何もない。ワニ、樹々がしげるだけ~
ある晩ウォードが泥酔、ホテルで血まみれ縛られ倒れているおぞましい姿を、
シャーロット、ジャックが発見する。
実はウォードはゲイ、それもマゾ、見知らぬ黒人と行為をしていた。
ジャックは驚くが、かつて相棒ヤードリーともそんな中だったよう~
手紙が届きヒラリーが危険~シャーロットを救いにジャック、ウォードは
ボートで沼の家へ行く。ワニを獲るための電気のフェンスを乗り越え
そこでシャーロットは・・ウォードは~
黒人、ヤードリーは皆の前ではロンドン出身というが、それは嘘。
ロンドンと言えば黒人でも少し認められるからだという。
彼はラスト、ヒラリー犯罪の真実を書き本にし、NYへ移動、出世する。
ザックは恋した女性を失い、もう二度と本気で恋はできなかった、とクレジット。
離れていた生母と再会、のちに作家になった。
元水泳選手がラスト、沼での行動で効いている。
ただボートに運ぶまで、一人でできたか?は疑問。
フロリダ独特の湿った空気と信じられないような沼生活、意外とない映画か?
ザックエフロン、変身作品となった?