評価4
再読(前回2020年1月17日)。
古い洋館に住む母娘と娘の友人二人の女性四人の共同生活を綴った谷崎潤一郎の名作「細雪」をベースにした物語。幼き娘を残して家を出て他界してしまった父親は幽界に身を置きながらも、地場を睥睨するカラスとともに娘を見守る。心温まる一作。
父親とカラスの語らいが物語にリズムを与えている。女性四人のキャラクターがはっきりしていて読みやすいことこの上ない。2度読んでもやっぱり面白かった!
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再読(前回2020年1月17日)。
古い洋館に住む母娘と娘の友人二人の女性四人の共同生活を綴った谷崎潤一郎の名作「細雪」をベースにした物語。幼き娘を残して家を出て他界してしまった父親は幽界に身を置きながらも、地場を睥睨するカラスとともに娘を見守る。心温まる一作。
父親とカラスの語らいが物語にリズムを与えている。女性四人のキャラクターがはっきりしていて読みやすいことこの上ない。2度読んでもやっぱり面白かった!

評価4
山岳地帯のゲリラによって人質となった日本人旅行客8人と救出部隊の兵士1人が自身の過去を振り返って語ったテープが公開された。どんな人、どんな人生にも物語がある。市井の名もなき人々の小さな出来事を真綿で包み込むようにすくい上げる小川洋子の世界。
事件の設定は、小川さんがエッセイで何度も取り上げているミュンヘンオリンピック(1972年)のテロ事件(黒い九月事件)を彷彿とさせ、各人が自身に起こったことを読み聞かせる展開はポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」に近いような気がする。
私の好みは、危機言語を救う友の会、運針倶楽部が登場する「B談話室」。「槍投げの青年」も捨てがたい。運動選手の躍動感の表現が秀逸。いつか小川さんにスポーツ物書いて欲しいな~♪
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山岳地帯のゲリラによって人質となった日本人旅行客8人と救出部隊の兵士1人が自身の過去を振り返って語ったテープが公開された。どんな人、どんな人生にも物語がある。市井の名もなき人々の小さな出来事を真綿で包み込むようにすくい上げる小川洋子の世界。
事件の設定は、小川さんがエッセイで何度も取り上げているミュンヘンオリンピック(1972年)のテロ事件(黒い九月事件)を彷彿とさせ、各人が自身に起こったことを読み聞かせる展開はポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」に近いような気がする。
私の好みは、危機言語を救う友の会、運針倶楽部が登場する「B談話室」。「槍投げの青年」も捨てがたい。運動選手の躍動感の表現が秀逸。いつか小川さんにスポーツ物書いて欲しいな~♪

御厩橋を土手沿いに歩いて河原に下りようと思ったら通行止めとのこと。
遊歩道の補修作業のようです。

「今日のマチナカ時計」その14~盛岡南消防署仙北出張所

「南仙北一丁目公民館」今日の公民館23


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遊歩道の補修作業のようです。

「今日のマチナカ時計」その14~盛岡南消防署仙北出張所

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