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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

昭和50年白堊野球物語7 作:佐藤泰久(S42)

2016年10月08日 | 白堊野球物語
時はくだって平成11年、この年、盛岡一高野球部は創部100周年を迎えた。一高野球部の歴史はすなわち岩手野球の歴史でもある。記念試合として一高OBVS盛商OBが企画され、5月2日、岩手県営球場に往年の名選手が集った。監督は一高が杉田清彦、盛商が佐々木宏、まさにあの昭和50年夏の再現である。森雄一(S24,25甲子園出場)、小笠原敬二(S43甲子園出場)、駒木進(同)、森常記(S53甲子園出場)、、、その中に混じって金野健の姿もあった。解説者としてアナウンサー席についたのは、一高から金野、盛商からは「44イニング無失点」の滝村正彦だった。アナウンサーの「あの夏以来ですが、その後会うのは初めてですか」との呼び水に

滝村:「はいそうです、24年ぶりです」
金野:「そうです、あまり会いたくない相手です(笑)」

金野のいつわらざる心境だったのだろう。そして再度の対決の時がやってきたのである。

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