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サウスバウンド(下)ー奥田英朗

2021年09月29日 | 読書

評価4

再読(前回2017年5月11日)。
西表島に移住した二郎の一家はジャングルの廃屋に住み始める。テレビも冷蔵庫もない生活だが、親切な島民のおかげで生活は充実していた。そこへ、レジャーホテルの建設話が持ち上がり、父一郎が立ち上がり資本家との対決が始まる。南の島で繰り広げられる家族の絆をめぐる心温まる物語。

父一郎が二郎に放った言葉に拍手!

「卑怯な大人だけにはなるな。立場で生きるような大人にはなるな。」
「これは違うと思ったらとことん戦え。負けてもいいから戦え。人と違ってもいい。孤独を恐れるな。理解者は必ずいる。」

長いものに巻かれないで生きて来たつもりの私には共感するところの多い物語でした。やっぱり奥田英朗とは気が合う(笑)!




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