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チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷ー塩野七生

2022年08月29日 | 読書
評価3

再読(前回2020年12月23日)。
ルネサンス期、父であるローマ法王の権勢を背景に「自分の王国創立」という野望に向かってひた走った男チェーザレ・ボルジアの物語。17歳で枢機卿にまで昇りつめたチェーザレは聖職を返上し、フランス王と法王との協約でヴァランス領主となったことをきっかけに野望への道を突き進むことになる。

群雄割拠の15世紀後半から16世紀にかけてのイタリア半島。どこがどこだか、誰が誰なのか、国名、領主名、聖職者名が乱れ飛んで、なかなか頭の中が整理できないまま領地を取った取られたの物語が進む。これはなかなか厳しい(笑)。解説の沢木耕太郎氏は、著者の感情移入がない淡々とした進行に絶賛の言葉を残しているが、私には、その良さがチンプンカンプン・・・ま~主要な登場人物だけに限定すれば、ルネサンス物を読む時の参考にはなるっていう程度でしょうか?

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