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白い人・黄色い人ー遠藤周作

2021年04月21日 | 読書

評価4

「白い人」1955年芥川賞受賞作。
フランス人でありながらゲシュタポの手先となり、学生時代の知り合いを拷問にかける男。「黄色い人」ピストル所持を密告して神父を官憲に売った元司祭と幼き頃洗礼を受けた男。人間の悪魔性を問う2作品。

いやいやこれは難しい小説です。正直よく理解できませんでした。

「黄色い人」は汎神論的風土に立つ日本において神はどのような意味を持つのか?ということが問い掛けの一つなのだろう、ということはわかりますが、「白い人」は背信、背徳以外のことはチンプンカンプン。文芸評論家の山本健吉氏の解説も含めて何度でも読み直してみたい小説です。




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