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終わりの始まり(下)-塩野七生

2020年08月26日 | 読書
評価4

・第18代皇帝ペルティナクス~第19代皇帝ユリアヌス(193年)
・第20代皇帝セヴェルス(193年~211年)

コモドゥス亡き後、5人の軍人が先陣争いを演じローマは内乱状態に。そんな中、ニゲル、アルビヌスに戦勝したセプティミウス・セヴェルスが皇位に就く。セヴェルスは北アフリカにある世界遺産のレプティス・マーニャ出身の前近パンノニア総督。

セヴェルスは「非ローマ的な専制君主」と呼ばれ、ローマの政体を軍事政権化へと舵を切った男である。セヴェルスがブリタニア遠征で死んだ後を継ぐのが、カラカラ浴場で有名なカラカラ(23歳)であるが、この息子、弟と仲が悪くついに殺してしまうのだった(212年)。

さて、さて、ここからが「頭から腐って行くローマ」の始まり。

【追伸】
この後、73年の間に22人もの皇帝が入れ替わったとのことなので、今までのように「第XX代皇帝」と見出しをつけるのは無理かと思われます。あしからず・・・


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