白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

ロードス島攻防記ー塩野七生

2022年07月28日 | 読書
評価4

再読(前回2020年12月3日)。
1522年夏、トルコ海軍300隻兵士1万・陸軍10万が騎士・傭兵・住民合わせて5千が守る聖ヨハネ騎士団の拠点ロードス島に押し寄せた。東地中海の完全制覇を目論む大国トルコと聖ヨハネ騎士団との攻防を堅牢な城塞の説明を加えて伝える一大歴史絵巻。

5ヵ月に渡る攻防は、1522年12月のトルコ軍入城によって決着がつき、翌1月には聖ヨハネ騎士団が200年もの間守り続けて来た島を去ることになる。その後、聖ヨハネ騎士団はクレタ島(ヴェネツィア領)、シチリアのメッシーナ(スペイン支配下)へと移り、1530年にマルタ島へ落ち着く。今でも聖ヨハネ騎士団の本部はローマにあり、バチカン同様イタリアの中の独立国としての地位を保っているのであった。

聖ヨハネ騎士団の騎士3人と城壁担当の技師が登場するのだが、物語性に乏しく、城壁の説明が冗長すぎるきらいがある。

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 盛岡市情報へ
にほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿