評価5
著者の3つの講演を文章にしたもの。小川さんの物語を作る過程がわかってめちゃくちゃ面白い!ある出来事がきっかけとなって映像が浮かんで来て文字が後追いする感じらしい、小川さんが触発された本もたくさん紹介されているので読んでみたいと思う。
印象に残った箇所を記しておく。
私のいま理想としている小説は、その小説のなかに出て来る登場人物が「ここにいるからね」と声を発して、小説の中の実在しない人物と現実にいる読み手が目配せを交わせるような小説です。「お互いほんとうに現実を生きていくのはいろいろたいへんな、困難なことだけれども、とにかく僕はここにいるからね」「私もここにいるからね」と言って、声なき声で目配せを交わせるような作品を書きたい。
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著者の3つの講演を文章にしたもの。小川さんの物語を作る過程がわかってめちゃくちゃ面白い!ある出来事がきっかけとなって映像が浮かんで来て文字が後追いする感じらしい、小川さんが触発された本もたくさん紹介されているので読んでみたいと思う。
印象に残った箇所を記しておく。
私のいま理想としている小説は、その小説のなかに出て来る登場人物が「ここにいるからね」と声を発して、小説の中の実在しない人物と現実にいる読み手が目配せを交わせるような小説です。「お互いほんとうに現実を生きていくのはいろいろたいへんな、困難なことだけれども、とにかく僕はここにいるからね」「私もここにいるからね」と言って、声なき声で目配せを交わせるような作品を書きたい。
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