目の端の目に入るか入らない所にあるまつ毛を見つけて、目薬とかティッシュで必死に取ろうとすればするほど奥に入っていって、一日中目の痛みに耐えねばならない時。
玄関のチャイムが鳴った。
ドアの内側で「どなた?」と尋ねると「XXの者(ある宗教団体)です」すかさず、「間に合ってます」と応えたのは言うまでもない!
ドアの内側で「どなた?」と尋ねると「XXの者(ある宗教団体)です」すかさず、「間に合ってます」と応えたのは言うまでもない!
評価
主人公は渓谷を有した風光明媚な田舎町に住む女性3人、梨花、美雪、紗月。梨花は両親を事故で失った矢先に祖母がガンで入院、美雪は職場結婚したが子供が出来ず悩み、紗月は水彩画の講師をしつつ和菓子屋でバイトの日々。毎年10月20日になると母に大きな花束を贈ってくれる謎の男「K」に祖母の手術代の援助を申し出ることを思い立った梨花の行動が3人の女性を繫いで行く。女性たちの人生と「K」との関係がラストで明らかにされるミステリー。キーワードは和菓子屋名物のきんつば、コスモス、コマクサ、登山、絵。
途中女性3人の関係性がわかってしまい、ミステリー的には驚くほどではないと感じてしまったが、構成力はさすが!このような組み立ての作品を読んだのは初めてだった。もう一度読んでみたらかなり楽しいと思う(意味深・・・)。