評価
中小企業・赤松運送のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃。子どもはケガで済んだが母親が死亡。事故原因を調査したトレーラーのメーカー・ホープ自動車の結論は「赤松運送の整備不良」
社長の赤松徳郎は遺族との板挟み、警察からの嫌疑、メインバンクからの融資拒否で次第に追い詰められて行く。しかし、「事故原因は車両本体にあった可能性が高い」とにらんだ赤松は、ホープ自動車と孤独な戦いを始める。
中小企業vs大企業、大企業内の派閥争い、銀行vs中小企業、学校のイジメ、絡み合う構図に頁をめくる手が止まらない!池井戸潤ならではの息もつかせぬ展開!下巻が楽しみ!負けるな赤松社長!!!