MIHOの旅

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ドイツ・スイス・フランス周遊旅行 その25 シュバンガウ編

2011-06-06 05:06:48 | ドイツ・スイス・フランス旅行
ヴィース教会見学の後はバスで30分ほどのシュバンガウへ向かいました。

シュバンガウはロマンチック街道の人気観光スポットです。
というのも、ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城があるから!

上の写真がホーエンシュヴァンガウ城です。残念ながら見学はしませんでした。

お城の解説を。
12世紀に建てられ、廃城となっていた城を19世紀、マクシミリアン2世(ルートビッヒ2世の父)が
ネオゴシック様式で再建したお城です。ルートビッヒ2世が幼少期を過ごした城でもあります。
ちなみにルートビッヒ2世って誰?と思った方、後から出てきますので、
覚えていて下さい。

さて、見学の前にお昼となりました。シュロスホテルのレストランで頂きました。


ジャガイモたっぷりの野菜スープ。黒ビールも飲みました。


さすがにパンまでは食べ切れませんでした。ライ麦パン結構好きだったんですが。
食べませんでした。
お酒を飲む私にとって、濃厚スープと料理だけで十分というか。
飲むと食べれないんだよね…


メインはマウルタッシェという、ドイツ・シュヴァーベン地方の郷土料理です。
パスタ生地の中にひき肉・ほうれん草・たまねぎが入っています。
たっぷりかかっているパセリがアクセント。
宗教的に金曜日に肉が食べられなかったので、肉をパスタ生地の中に隠した料理。
神様からは肉が見えないので大丈夫!ということだそうです。


デザートはライスプティング。そんなに甘くはありませんでした。
イタリアデザートは激甘!トルコも激甘!とヨーロッパスイーツは苦手な
イメージでしたが、ドイツは全般的に甘さ控えめ。日本人向きかも。


さて、食後はノイシュヴァンシュタイン城の見学です。
チケットセンターは山の下にあり、そこでチケットを買います。
チケットセンターから城までは歩くと約30分の坂道になっています。
大抵の人はバスに乗るか、馬車に乗って移動します。


バス代は1.8ユーロ。


馬車はこんな感じ。


ノイシュヴァンシュタイン城の見学は入場時間の指定があるので、
先にノイシュヴァンシュタイン城が美しく見えるマリエン橋を見学しました。


途中にあった標識。
ドイツのユニバーサルサインは分かりやすくて可愛いと思いませんか?
マリエン橋行きたい人はまっすぐ!↑↑お城に行く人は右!←←
って2つの矢印が書かれているのが面白い。
日本もアジアの観光都市を目指しているのなら、もうちょっと
ユニバーサルサインに力を入れればいいのにと思います。


マリエン橋からの眺めです。結構、怖い位置に作られています。落ちたら死にます。
橋の金属部分が緑に腐食しているのは気のせいだよね…


ノイシュヴァンシュタイン城がちょこっとだけ見えます。






これがノイシュヴァンシュタイン城です。


ノイシュヴァンシュタイン城について解説を。
バイエルン国王ルートヴィッヒ2世が19世紀に17年の歳月をかけて巨額の費用を投じて作りました。

ルートビッヒ2世の拾ってきた画像。美少年でした。
若かりし頃は。……晩年は太ってしまったそうです。残念。


ルートビッヒ2世は幼少の頃、少々隔離気味に育ちます。
そのため、幼少期に中世の騎士伝説やゲルマン神話に没頭。
19才で即位するのですが、その後も芸術の世界に没頭。オペラが大好きで、
ワーグナーを召抱えたり、ノイシュヴァンシュタイン城を作ったりと政治そっちのけ。
国王なのでお金は使いたい放題で。両親がいなかったので止める人がいなかったんですね。
ですので、彼の趣味全開のノイシュヴァンシュタイン城はオペラの名場面の絵画が
沢山飾られています。見どころのひとつです。

また、女性嫌いで、美少年好きだったので、婚約はしたことがありますが、生涯独身。
一人での食事を好む。一人そり遊び好き。昼夜が逆転した生活。引きこもりの典型です。
彼の趣味であるお城の建築、また、1866年の普墺戦争によって、バイエルンの財政は悪化。
40才の時に家臣によって廃位させられ、廃位された次の日に湖で水死体となって
発見されるという人生を送っています。

でもですね、巨額のお金をかけたお城、今では世界中から観光客を呼ぶスポットとなり、
バイエルン一の観光収入源となっています。
彼の投資は間違ってなかったと私的には評価。こういう変人、嫌いではないです。