MIHOの旅

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ドイツ・スイス・フランス周遊旅行 その23 ヴィース教会(2)編

2011-06-04 05:08:31 | ドイツ・スイス・フランス旅行
ヴィース教会は「鞭打たれるキリスト」の崇拝により多くの巡礼者を集めました。
祭壇の真中にある「鞭打たれるキリスト」です。


ちょっとだけヴィース教会の歴史を。
1730年にシュタインガーデン修道院の修道士が「鞭打たれるキリスト」の木像を彫刻。
1738年に屋根裏部屋に置き忘れられていた木像を農家の夫人が譲り受けます。
その年の6月14日、キリスト像が涙を流したというヴィースの涙の奇跡が起こります。
教会は奇跡と認定しなかったものの、噂が広まって、巡礼者が農家に集まるようになり。
1740年に牧草地の小さな礼拝堂に像を移します。
巡礼者は増える一方でより大きな礼拝堂が必要になります。
そのため1746年から今のヴィース教会の建造がはじまり、1754年に献堂式となります。

もちろんキリスト像は祭壇に飾られています。
絵の下にある木彫りの像なのかは不明ですが。

祭壇の彫刻も細かいです。


似ているけれど、絵が異なる別物です。


写真写りが悪いのは、後光が差しているせいです、きっと。




祭壇の美しさは圧巻! (〃д〃) もう、違反でしょうこの美しさ。




尚、設計はドイツ・ロココの完成者として名高いドミニクス・ツィンマーマンだそうです。
(私は初めて聞きました。)建築も非常に美しいです。


柱の彫刻に見とれます。




2階踊場の天井部分。どうやって設計したんだろ…