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小説 「たゆたえども沈まず」 原田マハ

2020年04月29日 | 日記
図書館休館中のため購入した文庫本第2弾。

今回読んだのは原田マハ著「たゆたえども沈まず」。



「たゆたえども沈まず」とは?(幻冬舎HPより引用)

誰も知らない、ゴッホの真実。

天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと、商才溢れる日本人画商・林忠正。
二人の出会いが、〈世界を変える一枚〉を生んだ。

1886年、栄華を極めたパリの美術界に、流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。彼の名は、林忠正。その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、放浪の末、パリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出すーー。『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者によるアート小説の最高傑作、誕生!

だそう。

感想は・・・

とても面白かった!


世界的に有名な画家ゴッホに関する小説。

読む前からゴッホの絵は生きている時には1枚しか売れず、死後にその才能が認められた程度のことは知っていたが・・・

小説なので事実とは異なるとは思うが、少なくともゴッホの絵に日本の浮世絵が大きくかかわっていることは良く分かった。

小説を読みながら登場する絵をスマホで検索して見てみると絵の素晴らしさをより理解できた。

登場人物の林忠正は実在の人物だが、加藤重吉は架空の人物らしい。

あまりにリアルに描写されているのでまるで事実のように感じられて驚かされる。



明治のころにはほとんど価値が認められていなかった日本の浮世絵がヨーロッパに輸出されて印象派の画家たちに多大な影響を与えたことを知ることができた。

海外で評価されて初めて浮世絵の価値を認識した日本は現代の日本もあまり変わっていないとも思った。


この小説を読むことでゴッホの絵の背景や素晴らしさを再認識できて大満足なめぐなのでした。


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