ダイヤモンドプリンセスでの船旅で、秋田港へ寄港しました。その際、秋田港からJRの臨時列車「秋田港クルーズ列車」を利用しました。この列車は、クルーズ船の乗客が秋田港から秋田市内へ出かける際に便利なように臨時で運行されるものです。秋田港のそばまで通っている貨物用の支線を利用して運行するそうで、秋田港から徒歩でも10分くらいでアクセスできる場所に、「秋田港」という駅があります。（クルーズ船の寄港誘致のために開設したものでしょうか。）駅は臨時列車専用ということもあり、改札はなく、運行時にはスタッフさんが切符販売などの対応をされます。ほぼホームのみの駅ですが、駅前には観光案内所的な建物があり、パンフレットが置いてあったり、トイレがあったりします。往路は、クルーズターミナルで切符を購入し、無料のシャトルバスに乗り、秋田港駅まで行きました。運賃は400円で、切符には「土崎→秋田」と書かれていました。帰りは、秋田駅の自販機で400円の切符を買って乗車しました。便数は、クルーズ船の出入港時刻によって決められるのでしょうが、今回は、往路（秋田駅行き）３便、復路４便でした。列車は普通のJR線列車で２両編成でした。秋田港駅や車内からは、クルーズ船が見えました。タクシーなど以外に秋田港から秋田市内へ向かう手段は、この秋田港クルーズ列車と、クルーズ船が用意している有料シャトルバスのみだと思っていましたが、秋田港付近をまわってくれている無料のシャトルバスで土崎まで行き、そこからJR奥羽線に乗るという方法もあったようです。タクシーで秋田市内へアクセスすると5000円程度かかるらしいので、このクルーズ列車は大変便利でした。
