前々から乗りたいと思っていた「青の交響曲」に乗ってきました。これまでずっと、鉄子趣味的に、単純に大阪阿倍野橋から吉野を往復するつもりの日程を考えていましたが、なかなかそのチャンスはやってきませんでした。今回、大阪のUSJに行くついでに、「奈良の石舞台に行ってみたい」という主人の要望を組み込みつつ、「青の交響曲」にこっそり乗るという名案を思いついてしまいました。フル旅程を乗車することはできませんが、雰囲気を味わうには十分であろうと、飛鳥から終点大阪阿部野橋までをチケットレスで予約して、当日に臨みました。行きは、準急と各駅停車を乗り継いで、のんびりと向かいました。橿原神宮前駅からバスを使って、飛鳥寺や石舞台など、明日香村を巡りました。バスの時間の都合もあり、かなり早めに飛鳥駅に到着し、スタンバイしていました。この駅、駅舎はとても大きいですが、駅員さんはいない無人駅、おまけにお客さんもいない。。私たち二人だけ??な感じで、ホームで待っていました。時間になってもやってきません。無人駅なので、遅れているという放送もなし。ちょっと遅れているみたいだなぁ、と待っていると、5分くらい遅れて、青の交響曲が入ってきました。飛鳥駅は途中駅なので、停車時間は乗降のみの1分程度。ゆっくりと写真を撮る時間はありません。ドアが開くと、そそくさと乗車。「特別車両の予約チケットがないと乗れません」と車内アナウンスが流れていましたが、「はい、持ってます」と思いながら、1号車の指定席へ。予約した時に、どの席を予約したか記憶が定かではなかったのですが、真ん中部分の、向かい合わせ二人席を予約していました。このタイプの席は、一つの車両にこの場所の2人がけと4人がけのそれぞれ一つしかないので、なかなか素敵な場所を予約していました。隣の4人がけには、マダム3人組が、優雅にお茶やお酒を飲みながら、大阪のマダムトークを炸裂させていました。飛鳥から大阪阿部野橋までの所要時間は、わずか40分。もたもたしていられません。早速、車内設備などをみながら、隣のラウンジ車両へ。運よく(?)どなたも座っていなかったので、写真をパチリと撮って、バーカウンターで生ビール2杯を購入。購入時に、バーカウンターで記念乗車証ももらってきました。購入後、席に戻るまでの間に、橿原神宮前を通過していました。席に戻り、優雅に生ビールを飲みながら、ゆったりとしていると、まもなくバーカウンター閉店時間のご案内。そうこうするうちに、車窓には大都会の風景が広がり、あっという間に終点阿部野橋に到着してしまいました。ビールを飲み切るくらいの時間はありましたが、かなり駆け足な旅でした。
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