マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

異常がまともに・・・

2009-03-09 09:36:26 | ぼやき

私はハリウッド映画は見ない方針だ。やたら金ばかり使う割りに中身がなく、低脳、白痴の馬鹿を量産するための手段に成り下がっているからだ。しかし、我が愚妻は大の映画ファン、私の好みを知っているからハリウッド映画はこっそりと一人で見に行っているようだ。

昨日テレビでそのハリウッド映画の祭典、アカデミー賞の授賞式をやっていた。まったく興味がなく、ばかばかしいが、女房が見たがっているので仕方なく付き合っていた。

とにかく驚いた。主演男優賞を取ったショーン・ペンが受賞時のスピーチで、同姓婚を認めて欲しいと訴えたのだ。さらに驚くのは、場内の観衆もそれに声援を送るではないか。

同性愛や性転換・・・いろいろな人達がいることは承知しているし、遺伝子の異常で、彼等に何の罪もないだろうことも認める。それらを社会的に認知すべきかどうか、私には明確な答えは持ち合わせていない。話を聞けばそれなりに納得することもあるだろうし、社会的に阻害するのは差別的である。ただ、社会的に議論がなされないまま、テレビにはニューハーフやオカマタレントがでしゃばり、なんとなく既成事実として我々がそれを受け入れざるを得ない状況を作ろうと考えているのではないか。

姓同一障害でやむを得ず女に転換するのは個人の自由であり、私にはそれを非難する権利も必要もない。やればいい。しかし、整形し、シリコンを詰め、いかにも男がそそられるようないでたちで、しゃべると男のような声でしゃべる。私には素直に受け入れる気にはならない。

いくら視聴率が欲しいからと言って、これは逆に差別を助長するようなものではないか。なぜなら、私からすればそれは化け物にしか見えないからだ。

映画評論家にはそれらの奇妙な連中が多いと聞く。むさくるしい男が女言葉でしゃべるのを聞くのは苦痛この上ない。彼等が日常いかなる生活をしようが私の知ったことではないが、テレビで男としてでるなら普通の言葉でしゃべって欲しい。美川憲一などもそうだが、本当にゲイなのか、芸なのか、私は知らない。しかし、ゲイを売りにしてテレビに出るのは見世物ではないか。人はどうかは知らないが、私は理屈ぬきに気分が悪い。


光と闇とは

2009-03-08 09:16:09 | ぼやき

私は宗教や哲学が苦手で(頭がわるいからといううわさも・・・)、その手の話題は近寄らないようにしている。それでも、日本に色々な部族が人と言語と宗教を持ち込んだ事は明らかであるから、古代史を学ぶ上で、それらを避けて通る事はありえないことであります。

ところが、日本には古来より神道が存在し、奈良時代以降、仏教が渡来した、と教科書的に解釈すると、いかにも狭い歴史観しか身に付かないのではないだろうか。つまり、もっと色々な宗教が渡来していたということだ。

私はシルクロードから伝わってきた宗教のうち、ミトラ、ゾロアスター、マニ、景教らの存在ががすっぽり抜け落ちていると思っている。景教は空海が持ち込んだといわれ、これはユダヤ教的キリスト教と見られ、たぶん、キリスト教というよりアヘンや金の精錬の秘法が主で、その証拠に、空海自体が偶像となり信者に崇拝されている。問題はマニやゾロアスターなどの二元論の宗教である。東大寺のお水取りや各地の神社で使用される松明には、単に明るさのためというより、宗教に必要な神秘性が見られる。要は、彼らの宗教は深くその存在を隠し、在来の宗教の中に身を潜め、伝来した事を知られないようにしてきたといわざるを得ない。

なぜそのような事を言うかというと、以前、私もある人から攻撃を受け、「あなたは闇だ。」といわれた事がある。それでは闇の反対は光だから、あんたは光か・・・。ということになる。

そんなことがあった中で、たまたまwebでマニ教を調べていたら、そこで・・・・

「教義は複雑きわまりないが、簡単にいえばヘレニズム的二元論であろう。まず、世界は光(霊的なもの)と闇(物質的なもの)からなっている。人間の肉体は闇の領域に属するが、光の破片も持っている。これを救い出すためには、光の領域に関する知識と禁欲的な生活が必要である。そのうち、イエスが最後の審判にあらわれる。光の破片はすべて救われて、光と闇は永遠に分かたれるという。」・・・・・と書いてある。

この説明自体私には理解不能だが、ある人等がいつも振り回している理論的な原点がこの辺りにあるのではないだろうか。もちろんマニが色々な宗教を混ぜ合わせて変わってきたものだから、ミトラ教とは多少ちがうだろう。しかし、ゾロアスターもマニも根っこは同じようなものではないか。専門家に笑われるかな?

そんなことは良い、問題は、現代においても、その「光と闇」の二元論がネットの中に生き続け、あたかも哲学のような顔をした宗教活動をしていることだ。つまり、古代に渡来したミトラ教やゾロアスターが、その姿を隠しながら、現代も活動しているとしたらとても不気味ではないか。私は宗教を必要としていないから、かれらの主張する「教え?」はまったく心に響かないが、オームに入信したような頭が良すぎる人たちは危険だな。彼らの唱える無意味な言葉に、もともと以上の意味を見出したらあなたは危ない領域にいる。ご注意してください。

別にミトラやゾロアスターなどを邪教と決め付けているわけではない。表向き違う名前で活動し、実は根本が宗教なのが気に入らないのだ。ただ、もともと太陽信仰として渡来し、古代に輝いていたが、その後に渡来した部族によって弾圧され、地下に潜らざるを得なかったとしたなら、それはお気の毒な事で、早く表に出られる事をお祈りしたい。栗本氏によれば、飛鳥の地がシリウスの都で聖方位を持つミトラの都だったという。私は鹿島神宮が聖方位である事を認めるが、飛鳥に聖方位があったと認めることはできない。ましてや飛鳥が蘇我氏の聖地であった事もみとめない。それにしても隠されているそれらの宗教を見つけ出すのはなかなか根気の要る仕事である。


考えがまとまらない・・・・

2009-03-07 17:53:59 | ぼやき

今日はお仕事があり、朝の更新ができなかった。で、夕方になって時間ができたので更新しようと思う。

定額給付金がようやく給付される事になった。地方では祝儀袋に入れ、なかなかいい感じだな。給付金目当てのビジネスも色々計画されているようだが、いくらなんでも遅すぎるし、少なすぎる、しかし、ほんの少々でも景気が刺激されるなら、何もやらないよりはましだ。一体、国民の七割が反対したというアンケートとはどうやって取ったものなのだろう。信じられない話だ。

民主党は、自分が政権をとるまで景気を悪いままにしておきたいから、景気を刺激する政策の邪魔をするのだとの声もあるが、本当にそんな程度の根性なら、政権をとっても長くは続かないだろう。常に国民の目線(この言い方が気に入らないという意見が多いが・・・)にたって、党利党略より、多数の幸せを願うのが国会議員の役目だろうが。

ついでに高速道路料金の割引も始まる。これまた、やらないよりはいいのだろうけど、本当に安くして欲しいのは運送業者で、ガソリンは安くなったのに、なぜか軽油は下がらない。零細トラック業者はもう死にそうなんだぞ。そして、ETCを搭載していないとこの恩恵に預かれない。これは陰謀だろう。国民監視システムを推進するに、人の足もとを見るようで、気分はよろしくない。やはり、民主党の全面無料化を期待しようではないか。フリーウェイと言うのは、文字通り無料が当たり前だろう。

話は変わって経済について。シティーバンクが国有化され、ついでにAIGも国有化、いよいよアメリカも社会主義に突入するのか?そう驚くほどの事はない、これもシナリオ通りなのだろう。さんざん儲け、そのしわ寄せを国民に押し付けるだけだ。支配者達はいよいよ金融業はやり尽くしたので、今後はジャブジャブとたまったドルを使って商品相場へ転換する。貧乏人たちは、たださえ賃金がさがったうえに、食品や物の価格があがり、どん底へ落とされる・・・・・・。こんな縁起でもない事言ったってしょうがないね。どうしようもないもの。

・・・・てことで、色々頭には浮かぶものの、あまり考えがまとまりませんね・・・・。本棚に、昔購入した副島氏の「人類の月面着陸は無かったろう論」があったので読み直した。書いてある事は正しいが、やっぱり品が悪いなと感じました。実に惜しい・・・・。


どっちがどっち?

2009-03-06 09:25:14 | ぼやき

昨日、小沢問題についてインタビューを受けた前原氏は、「検察を批判するのは、いかががものか・・・・」と答えていた。彼は本当に民主党員なのか?・・・、もともと私はこの前原、岡田氏の両方とも好きじゃない。彼等は私から言わせれば、勝てる選挙をわざと負けた人たちである。

また、自民党の武部氏、町村氏らのインタビューも当然ながら毒を含んでいる。つまり、小泉の亡霊はまだ行き続けているのかもしれない。

憶測で言うのも気が引けるが、小沢さんを追い落としたいのは何も自民党ばかりではない。鉄砲の弾が後ろから飛んでくるのは日本陸軍だけではないようだ。敵は分断して支配しろという鉄則はすでに動き始めている。

私は小沢さんが首相になるのを必ずしも望んでいないが、今の流れならば応援したほうがよいのかと思いだしている。というのは、敵の姿がおぼろげながら見えてきたからだ。

さて、吉田拓郎さんが最終ツアーを企画し、現在先行予約を開始したが、とんでもなく競争率が高く、女房がとてもあせっていた。従来は「TYコンサート事務局」が受け付けていた予約分がピアに委託され、それに応募したがはずれ、昨夜、私の名義で申し込んでいた全国発売分でようやく二枚ゲットしたみたい。友人に聞いても、取れたのは我が家だけのようだ。あとサンデーフォークの抽選が残っているが、どうも、ものすごい応募が来ているようで仲間の分は確保できそうにもない。

ネットのオークションでは高額で売り物が出ているようで、知り合いでそれを購入するつもりの人もいるという。しかし、よくよく考えてみると、これは立派なダフ屋行為で、現地で売ると逮捕されるのに、ネットなら合法だと言うのは筋が通らない。都合がつかずやむを得ず売ることまで禁止する必要はないが、オークション目当てに小遣い稼ぎさせるのはやはり釈然としない。

暴力団の資金源を断つためのダフ屋追放は、逆に当日なんとしても見たい人を失望させるし、ネットオークションを野放しにするのは、真剣に見たがっている人たちに余分な負担を強いる行為である。

そこまでして見たいコンサートなど私には一度もないが、真剣に拓郎最後のコンサートへ行きたい人たちは、まことに気の毒なことである。かといって、体力の限界に来ている拓郎さんに追加公演を望むのも、これまた気の毒だ。


古代史の視点

2009-03-05 15:41:04 | 古代史

最近、古代史でいろいろなコメントをいただいている。私は今、6世紀から7世紀あたりの中央アジアに夢中で、国内のことはとても手が回らない。コメントは大歓迎ですが、適切な返事が出来ない恐れがあります、勘弁してくださいね。

従来は、高句麗対唐、あるいは、日本対朝鮮半島という構図で古代史を眺めてきたが、どう考えてもそれは日本的中華思想というべきで、唐という国はその半分を中央アジアと接し、高句麗や日本のことばかり考えているゆとりはなかったと考えるようになって来た。

拓跋鮮卑族である隋は、高句麗遠征中に突厥に背後を脅かされて滅び、その突厥の協力を得た鮮卑族の李淵が唐を建国する。その後、李世民は突厥を離間策を使い分裂させ、遂に自分が天可汗になった。630年ごろの話だ。それ以後、50年間、突厥族は屈辱を味わい、再び第二突厥帝国を築き上げる。私の感触では、高句麗の武将、淵蓋蘇文はソグド人で、突厥の残党を動かし、唐を挟み撃ちにしたのだと思う。したがって、則天武后が唐を簒奪し、周を建国したと言われるが、どうもそれが疑わしい。しかし、どうにも中国史書だけではそのあたりがはっきりしない。ただ、間違いなく言えることは、ソグド人の商人たちが自分たちの都合のいいように東アジアを操っていた可能性が強い。

広大な中央アジアを交易のために商団を率い移動し、高額な美術品や衣料品、そして武器、奴隷などを地域の要望に合わせオアシス間を行きかう。彼等にとって、道中の安全は最重要な課題なのだ。もちろん護衛兵を引き連れていただろうが、安全を保証し、商売の利益を守ってくれる王がいれば、彼等にとってそれが天可汗にふさわしい人物となるはずだ。

彼等の最も高額な商品は奴隷である、奴隷を獲得する一番簡単な方法は略奪だが、それには戦争が最も理想的な方法だ。彼等の持つ情報と金を使い、さらに遊牧民族を傭兵として雇えば、表向きは国同士の戦いだが、実はソグド人が裏で糸を引き、自作自演を演じたのではないか。そんなことを考えるのだが、なかなか尻尾はつかめない。

漢という国は匈奴と親戚関係にあり、シルクロードの交易はすべて匈奴が支配していた。しかしその漢も次第に欲を出し、徐々に西方向へ進出し、まんまと匈奴を亡ぼしてしまう。匈奴のくびきが取れたため、逆に中華本土は大混乱となり、最終的に匈奴族を味方につけた魏が勝利する。しかしその魏も司馬氏に簒奪され、またもや東アジアは動乱に見舞われる。しかしちょうどそのころ、フン族はローマ帝国と戦いに明け暮れていたのだ。つまり、匈奴の主力が西部戦線に移動していて東は留守だったのだろう。西にカザール帝国を残し、いよいよ東へ戻ってみると、なんと鮮卑が我が者顔であった。そこで突厥を利用し、隋や唐をコントロールした。

そんなにうまく世の中を動かすことが出来るだろうか、と言うのが私の研究である。

ソグド人が中央アジアを私の思っている方法で支配してきたとするなら、現代の世界は当然の事ながら、同じ支配構造で、同じ方法を使って支配されている可能性がある。

歴史観というのは簡単なものではない。ただし、陰謀論者として、現在の支配構造の原点が匈奴・フン族ではないかという視点で読み解くと言うのは、有力な歴史観だと確信している。問題は彼等が尻尾を見せないことなのだ。


パソコンのお引越し

2009-03-05 15:39:55 | ぼやき

私の事務所には今、「天照」と「宇佐八幡」の二台のコンピューターが祀られている。天照様はXPと言う神道系で、宇佐八幡はvistaという最新の仏教系の教えを守っている。その八幡のある組織がどうも壊滅しつつあるとお告げがあり、急遽、新しい神様を招致することになった。

私としては生きて行けさえすれば宗派は問わないのだが、どうも新しい仏教は神道とは相容れないところがあり、どちらを選ぶべきか少々悩んだのはご承知の通りである。

さて、新しい教会はDell INSPIRON 530といい、展示処分品という事で、20インチ液晶ディスプレイ付きで¥89800でした。値切ったけど800円しか引いてくれなかった。けちですね。

そして、ファックス送信が必要になるため、モデムに4000円、ファックスソフトに4100円、さらに、5年保証で5000円。以上、やっぱし10万円の出費になってしまった。

仏教を選択し、教本はホームプレミアムでした。office2007は入っているので、まあ価格的にはこんなものでしょう。

昨日は午後いっぱい、その移行処理で大変でした。ただ、「宇佐八幡」が稼動しているため、LANを経由し、すべてのデーターを移しかえることが出来、一安心。

ただ、仏教と神道はやや折り合いが悪く、神道側から仏教の教えを盗むことはかなり難しい。仏教系はセキュリティーが大幅に強化され、安全神話の日本には少々やりすぎではないか。これは仕方がないのかな・・・・。

先日皆様からXPのほうが良いとの意見が数多く頂いたが、いずれ仏教が主流になるだろうからあえて仏教を選んだ。二年前に「宇佐八幡」を導入した時は、周辺機器が動かないやら、ソフトが対応できないやら、大変に苦労したが、今回はその点は難なくクリアーできた。

本当に宗教というのはややこしい。私とすれば何でもいいのだが、マイクロソフト教団の強引さはいずれ天罰を受けるだろう。

さて、今回の新しい宗派は「大本様」となずけることにした。どうでもいいっか。


国策捜査?

2009-03-04 09:38:12 | ぼやき

昨日は、我がブログの読者、某大手自動車会社の期間工として田原工場で働いていた華さんが、契約満了を迎え、いよいよ故郷の青森に帰るという事で、慰労会を兼ねてマヨの歴史研究会を開催した。彼は自衛隊出身で、私の持論である「国民総武装」論には反対のようであるが、現在のイラク、アフガン情勢を見るに、自衛隊が募集するならすぐにでも現地に飛んでいきたいようだ。もちろん、冗談だが、しかし、派遣切りやリストラに遭遇し、今晩寝るところもおぼつかない人間にとって、飯が食えて、寝る場所が確保されるなら、たとえ少々やばくても、あるいは少々犯罪的でもやりかねないのではないかと話し合っていた。世の中きびしいのだ。

勤めていた企業の内情をここに書くわけにはいけないが、現場では正規な従業員にも相当なストレスが掛かっており、次は我々の番だという認識は十分すぎるほど感じているのだと言う。

やれやれ、青森に仕事があるとは思えないが、しばらく休養してまた名古屋に戻っておいで。

さて、家に帰ったら、テレビで小沢民主党党首の公設第一秘書が逮捕されたと報じていた。なぜ西松建設を捜索していたのかがここでようやく明白になった。本命は小沢失脚への裏付け捜査だったのだな。やはり週刊誌はうそをつかない。

国家権力が本気になれば議員で潔白な人間は一人もいないだろう。やるなら全員の政治資金を洗うべきで、このような国策捜査が続けば、政治はまったく支配者の思い通りになってしまう。

根本的に言うなら、政治に金が掛かることがそもそもの問題なので、現在の選挙制度を変えない限り、政治と金の問題はなくならない。そんなことは百も承知で、制度自体を帰る気はさらさらない。なぜなら誰でも金がなくても立候補出来るなら、ひょっとして私でも立候補するかも知れない。供託金制度がある限り、貧乏人が選挙に出ること自体が不可能ではないか。

伊勢神宮の初詣を見るが良い、市会議員が主催する参拝ツアーでいっぱいではないか、どっからその金を調達するのだ。参加する人もどうかしている、少しは恥を知れ。参拝ぐらい自分の金でやったらどうだ。

アメリカの大統領選に立候補しようとすれば、天文学的資金が必要で、それゆえ有力な政治団体と提携せざるを得ない。そんな大統領に庶民の味方が勤まるはずもない。

事態は流動的だが、小沢氏は民主党を離れざるを得ない恐れすらある。野球で言えば最終回の守りでエースが突然降板するようなものだ。観客にとってはなかなか見ごたえのある攻防になるが、個人的にはやり口は汚い気がする。麻生氏は7月のサミットに参加したいため遂に伝家の宝刀を抜いてしまったのだろうか。麻生さんにしてはセコイやりくちだな。

しかし、仮に民主党政権が誕生した暁には、こんどは自民党の議員が逆の立場に置かれる事を覚悟しなければならない。やらないほうが良いことは、やらないほうが良かったんだ。

追加*****

ニュースで、小沢氏は代表を辞任するつもりはないと表明したようだ。これは自民党と密約を結んだ可能性がある。つまり、簡保の宿などの疑惑追及に手心を加えるとか、サミットまでは麻生政権をもたせてくれとか、いろいろ考えることが出来る。いずれにしても国民には見えにくい出来事である。さっさと辞任し、今に見てろ、というほうが自民党には怖いと思うのだが・・・・。いずれにせよ皆スネに傷を持つ人ばかり、金のいらない選挙にすれば選挙資金など不要になるのに・・・ぶつぶつ・・・・ぼやきです。


偽書と真書とは

2009-03-03 10:00:55 | 古代史

先日ある方に、山形氏の「邪馬台国論争終結宣言」を紹介したら、中国各史書の良いとこ取りではないか、mayoさんの偽書の基準を教えて欲しい、とメールが来ました。

とても重要なことなので、一言言わせていただきます。

基本的に100%正しい本はないと言うのが私の前提です。逆に100%ウソの本もない。太田龍氏、副島氏、ベンジャミン氏・・などの主張も同様で、いくつかの誤り、ウソ、ガセを含んでいる可能性があるが、そこには真実や真実に近い重要な証言が入っている。だから、絶対に無視してはならないのです。ひとつの間違いを指摘し、あたかもすべてがウソだと決め付けるのは、本当の事を隠したい側の策謀と見るべきです。

中国の史書は、征服した人間が前王朝の歴史を編纂する。これがまず一番基本になる。だから、前王朝が亡びたのは天命で、我々が征服したのは天の意思である、という事をまずはっきりさせねばならない。したがって、政権末期に起きた出来事について、額面どおり解釈することは無理がある。和議を結ぶことを、相手が朝貢してきたと言い換えたり、娘を人質に送るのを、相手が婚姻を結ばせてくれと懇願した・・・などの言い換えはごく常識的なことだ。日本が大陸へ侵略するのを、進出するに書き直したようなものだ。しかし、そこへ軍隊が侵入したことは歴史的な事実であり、真実と認めねばならない。

王様同士が会談し、おとなしく国を譲ることにした、と言うのは建て前であり、現実は争いがあったと解釈するのは常識であろう。

私はどんな本でも100%信じることはしない。私の訳したシーグレイブ氏の著書も同様に、彼の置かれた立場で書かれた事を知って読まなければ、とても大きな誤解をまねくことになる。まず、彼は私から見れば英国諜報部寄りの人物で、反ジョンバーチ協会の立場である。マッカーサーやマッカーシーなどの反共産主義とは対立する立場なのだ。そのことを知った上で本を読めば、かなり重要な情報を手にいれることが出来る。彼の本の中でいくつかの誤りを指摘し、偽書であると決め付けるのは間違っている。南京虐殺やナチスのホロコースト、そして日本軍の従軍慰安婦の扱い方を知れば、彼の立場がわかろうというものだ。しかし、フィリッピンで日本軍が行なった行動はかなり真実に近いと解釈している。英国の情報部はアメリカが、そして日本軍がアジアで何をしてきたのかすべて知っているのだ。もちろん、英国がすべてのシナリオを書いた事は言わないが・・・。

それにしても、未だにGoldwarriorsの日本語版が出版されないのは、未だに日本人には知らせてはいけない内容がそこにあるのだろう。(あたりまえだ)

日本書紀でも古事記でも、朝鮮の史書でも同様で、どのような意図で編纂されたかを知らなければまったく偽書にしかならないし、それを正史と考え、馬鹿正直に解釈するのは自殺行為であろう。

中国の史書も信用できない点が多いのは確かだが、ウソをつく必要のないところ、ウソをついてもばれてしまうところなどがある。同じことを史書により書き方が違うところが研究の対象であり、一貫して同じ記述であれば正しいかと言えばそれはもっと怪しい。

少々くどくなってきた。私の基準は簡単です、私が疑っている出来事を定説として引用する人は信用しません。例えば、邪馬台国が九州にあり、卑弥呼がそこにいたという前提で歴史を組み立てたとするなら、その人の歴史に真実はありえません。もちろん、私からすればですが・・・。

天武と天智が兄弟で、額田姫を奪い合ったなどという小説を、歴史的な事実と考えるような歴史家は素人でしょう。歴史の空白を空想とロマンで埋めるのは小説の世界であり、それはそれで楽しいでしょうが、歴史ではありません。司馬遼太郎が罪作りなのは、あまりにも文章が上手で、かつ国民が望んでいる歴史をあたかも歴史的事実のように描いたことです。

藤原不比等の出自を疑わずに日本の歴史を描くことはあってはならないことだし、聖徳太子が隋に国書を送ったというのも私は信じない。

私は自分が正しいと信じ、こうしてブログを書いているが、結果的にウソになることはあると思う。それは避けがたいことだし、そうでなくては何も書けない。だからこそ、こうしてブログに公開し、皆さんの意見を求めている。みんなで真実を見つけようと言うのがこのページの趣旨であり、私が一方通行で意見を発表するならコメントなどいらないでしょう。

ということで、「私の偽書の基準はない!」でした。(ひどい結論ですね。)


中華思想とは?

2009-03-02 09:28:34 | 古代史

思わず難しいテーマを取り上げてしまった。少々自信がないけど書いていこう。中華の原点はやはり漢であろう。その漢自体、匈奴に攻められ匈奴と親戚関係になっているため、厳密に言えば中華とはいえない。漢が滅び、三国時代を経て、魏、晋、そして五胡十六カ国の後、北魏がほぼ全土を支配した。その第六代の孝文帝は、歴代北魏朝の中でもひときわ鮮卑の血が薄い王であった。彼はほとんど漢人なのに、蛮族、鮮卑の騎馬軍団を率いる事に抵抗を感じていたのだろう。なんと、自分の国である北魏の歴史を改竄してしまった。要は、遊牧時代の代という国を無視し、平城を都と定めた道武帝を初代の帝としたのだ。さらに、492年、詔を発し、「金をうけるに水を以ってす。」(資治通観)とした。つまり、北魏は本来なら魏の金徳を受け継ぐなら火徳であるべきを、あえて漢王朝の火徳の勝つ水徳を選んだのだ。

彼は北魏は漢を受け継ぐ中華国家だと高らかに宣言したかったようだ。そして、「鮮卑は五胡にあらず、中華なり。」が本当に言いたい事だった。そしてその鮮卑出身にもかかわらず、元という中華姓を名乗り、かつ皇族たちにも一文字姓を与え、正室に漢人を迎えさせる強引さであった。

さて、その北魏の拓跋国家を引き継いだのが周や済で、彼等もしょせんは鮮卑族であった。さらに、それらを最終的に統一したのが隋で、楊帝は南朝の陳を亡ぼし、遂に鮮卑族が中華を統一した。その隋が高句麗遠征に失敗し、唐が政権を握るが、李氏もこれまた鮮卑族である。唐の二代目、世民は突厥をも屈服させ、輝く天可汗となった。

この世民の時代に、彼は代表的な史書を編纂する。それは「隋書」をはじめ、「梁・陳・済・周」らにも及んだ。そして特徴的なことは、すでに編纂されていた「晋書」の重撰を命じている。

この書き直しというのは前代未聞の事だと言う。晋書の何を書き直したかったのか・・・・。

結局、世民も代という拓跋国家が北魏や隋、唐の前王朝であることを認めたくなかったようだ。

これ以上踏み込むのは止めよう。退屈なだけだ、結論は簡単なのだ、「中華=漢人」という、従来の常識を「中華=漢人+鮮卑」にしたかったのだ。

ちょうどダイエーの中内さんが経団連の会頭になり、以前に「たかがスーパーのくせに・・・」と言われた屈辱を晴らしたと同じ事なのだ。結局、中内さんは再び財界にいじめられ、唐の世民も高句麗に負け惨めな最後であった。

唐が中華として輝いたのはほんの一瞬であったが、鮮卑民族にとって、中華の一員に入れてもらえたのは、北魏孝文帝以来の拓跋鮮卑族、何百年の悲願だったのだ。もう少しわかり易く言うなら中華思想とは、経団連のことなのだ。

注・今日の記事は中日新聞の夕刊に連載されていた、後藤多聞氏の「「中華」の成立過程」を参考にさせていただきました。氏は国立民族学博物館客員教授だそうで、いずれ著書などを探し読んでみたいと思っています。


今のコンピューターは?

2009-03-01 06:46:17 | ぼやき

現在、会社に二台、家に一台のパソコンがある。仕事でパソコンを使うのはもっぱら女房で、それは二年ほど前、ビスタが搭載された状態で買ったものだ。当初は不具合が多く、また、周辺機器も対応できないことが多く、とても困った覚えがある。さらに、オフイス2000と相性が悪いため、結局、新しくオフイス2007を購入する羽目になった。特に機能アップを望んでいないのに、次々と新しいのを買わせようというマイクロソフトの戦略は、圧倒的な議席数を確保し、やりたい放題の小泉政権を連想させ、気分がよろしくない。貧乏人に優しい会社になってほしいものだ。

さて、そのビスタ搭載のパソコンがどうもハード的な欠陥があるようで、修理に出さなければならない。ところが業務に支障が出るため、といってもたいしたことないのだが、もう一台買えということになってしまった。私は会社でも、家でもいまだにXPを使っている。好きでもないけど、特に不便とは思わない。逆に98が一番使いやすかった。まあ、今でもXP搭載機を売ってはいるが、いまさらそれを買うのもねー。みなさんどうしてるのかな?最近のビスタの使い心地はいかがですか?

パソコン自体は最近、高価ではないけれど、パソコンの引越し等を考えると、あんまり楽しみではない。ついでにホームページ作成ソフトでも買おうかな?

私の歴史研究所のHPは、あくまでGoldwarriorsを発表するために急遽こさえた手抜き版で、非常にみっともない。ブログはあまりにも簡単にできてしまい、勉強する必要は少ないけど、HPは奥が深い。でも、エクセルとワードでページを作るのはやはり、ちょっと苦しい。人に見せるのであれば、もう少しかっこつけたほうがいいのかな。

といっても、そんなことに時間を費やすより、本来のお勉強に時間を使ったほうがいいか。

あまり気乗りがしないけれど、今日はパソコンを買いに行きます。いつも私はエイデンですね。

豊橋で鳥インフルエンザが発見され、うずらが大量に処分される。どう考えても、「また、やったな。」という感が強い。疫学的に言って、鳥のウイルスが人間に感染することはない。仮にあるとすれば、大学の研究室で遺伝子操作されたものだろう。しかし、自治体としては、それなりの大げさな対応を取るよう義務付けされているようだ。さもないと、本当にウイルスをばらまかれる恐れがある。インチキを承知で演技をしているのだろう。まあ、訓練と考えればしかたがない。それにしても感染させられた飼育業者はかわいそうだ、破産してしまう。

昨日のニュースで、強姦容疑の被告に、GPS携帯を持たせることで執行猶予となったと報じられていた。いよいよ来たね。今後、性犯罪者が再犯を犯すたびにマイクロチップを埋め込む論調が増えていくだろう。007のカジノロワイヤルで、ボンドにマイクロチップを埋め込むところがあったが、日本も時間の問題だ。

先日、和歌山カレー事件の最終弁論があり、最高裁の判決も近々下される。一般の人はほとんど死刑は当然と考えるだろうが、私は非常に疑問に思う。果たして状況証拠だけで人を裁いてよいだろうか。確かに保険金目当ての殺人をした可能性は高い。だが、カレーで近所の人を殺したかどうかはまったく別の話しであるし、物的証拠はまったくなく、冷静に判断すれば限りなく灰色であっても無罪が妥当だろう。これを死刑にするなら日本の司法は危ない。

麻生政権も色々取りざたされているが、私の予想ではやはりサミットだけは参加するのではないか。したがって、ほぼ任期満了に近い八月の解散となる。なぜか外交日程がぎっしり詰まった麻生さん、外交を人質にサミットまではよほどのことがない限り退陣はないだろう。もちろん、国会で不信任が可決されなければだが・・・。

暇にまかせ、色々書いてしまった。くだらない?すいません。