マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

ちょっと変じゃない?

2009-03-12 09:04:21 | 陰謀論

あまり大きな事件ではないけど、ちょっと気になり、一応ブログに書き留めておきます。近い将来きっと問題が出てくるはずです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090309-00000092-jij-soci
日本テレビ系列の番組「真相報道バンキシャ!」が、虚偽証言に基づき岐阜県庁の裏金づくりが続いていると報道した問題で、県警捜査2課などは9日、偽計業務妨害容疑で、証言者の同県中津川市駒場、元土木建設会社役員蒲保広容疑者(58)を逮捕した。
 県警によると、蒲容疑者は容疑を認めている。過去に別の報道番組に匿名で出演し、謝礼を受け取ったことがあり、「小遣いを稼ぎたかった」と話しているという。・・・略・・・ この問題で、岐阜県は2月19日に氏名不詳で証言者を告訴。日本テレビは今月1日の同番組で「視聴者、岐阜県と県議会にご迷惑をお掛けしました」と謝罪していた。・・・・以上引用。
 

何が変かというと、放映したテレビ局ではなく、証言をした容疑者を逮捕したことである。仮に容疑者がウソを言ったとしても、その裏づけを取らない限り放映することはないはずだ。つまり、裏を取らずに放映した場合であろうが、責任はあくまで報道した側にあるべきだ。日テレは謝罪したからオッケーで、うそをついたとされる人間が告発されるとしたら、取材されても何も答えることは出来なくなる。又、どのように報道されるかを基本的に知らない可能性だってあるじゃないか。

小さな事件とはいえ、大きな拘束力を持つ可能性があり、無視できない。

似ているけれど、あえて取り上げなかったケースもある。

それは、ジャニーズとオリコンの闇を書いたライターが訴えられた話で、双方ともそれなりの言い分があるため、判断が難しいが、とりあえず引用すると・・・・

http://www.news.janjan.jp/media/0804/0804225490/1.php
 この事件は、月刊誌「サイゾー」06年4月号に載った「ジャニーズは超VIP待遇!? 事務所とオリコンの蜜月関係」という記事の中で、烏賀陽さんがヒットチャートの集計方法について、「オリコンは予約をカウントに入れている。統計手法の公開が不十分だ」などとコメントをした旨の記事が掲載され、オリコンは、記事を書いた執筆者や出版社でなく、烏賀陽さんのコメント部分が名誉毀損にあたるとして、烏賀陽さんに対し5,000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を提起しました。

 烏賀陽さんは、取材対象者を狙い撃ちにした異常な訴訟であり、表現の自由に対する萎縮効果をもたらすことを目的とした違法行為であるとして、オリコンに対し、1,100万円の損害賠償を求め、反訴を提起しました。・・・・引用ここまで。

もっともオリコン側の声明も見ておく必要がある。http://www.oricon.co.jp/news/confidence/40446/

これの問題も、やはり雑誌「サイゾー」を訴えたのではなく、引用した部分が名誉毀損に当たるという訴訟である。しかも、個人に対し5000万円という高額なものだ。

事情はかなりややこしい。引用された文章は烏賀陽さんが朝日新聞社に在籍した時の記事で、引用した時はフリーになった後であった。このあたり、オリコンが執念深く狙っていた節は認められる。なぜなら、最初の文章で訴訟を起こすと天下の朝日と戦うことになり、これはまずいと考えても不思議はない。しかし、その文章を引用したサイゾーに責任はまったくないのか?ちょっと悩むな・・・・。

名誉毀損部分はとりあえず問題からはずすとして、引用された部分だけで訴訟されるのは少々怖いのだ。無限の可能性を秘めた訴訟とは言えないだろうか。

両方とも、結論がでていないが、力を持たない個人を訴えるのはある程度節度が必要と思うがどうであろう。また、報道、出版社に何ら責任がないとしたなら、彼等はジャーナリストではなく、ただの掲示板に過ぎないことになる。